• 令和5年度決算概要等報告書76、77ページの「森林環境整備事業」のうち、都市緑化を活用した猛暑対策事業についてお伺いします。
    近年、夏の暑さは尋常ではなく、特に、今年は熱中症による府域の救急搬送が7,000人を超えたと聞きます。そのため、猛暑による府民の健康被害を軽減していくための対策は急務であり、大変重要と考えます。
    私の地元である京阪樟葉駅前広場においても、令和5年度に本事業を活用し、上屋や芝生の整備などの猛暑対策事業を実施いただきました。
    そこで、令和5年度の猛暑対策事業のうち、樟葉駅前広場の詳細な事業内容について、みどり企画課長にお伺いします。
  • 〇都市緑化を活用した猛暑対策事業については、バス停やタクシー乗り場のある駅前広場、単独バス停などを対象に、府民の熱中症リスクを軽減するため、緑化に加え、微細ミスト発生装置や上屋の設置などの暑熱環境改善設備整備に対し、1件あたりの補助上限額を1,500万円として実施。

    〇樟葉駅前広場においては、3つの事業体が隣接した場所で、それぞれ事業を実施している。まず、駅前広場内の道路敷地で、枚方市が行った芝生整備890㎡に対し1,500万円を補助した。また、駅前の商業施設くずはモールの壁に京阪ホールディングスが行った壁面緑化138㎡に対し1,220万円を補助。更に、広場内のバス停で、京阪バスが行った上屋3基の整備や保水性ブロック等に対し1,345万8千円を補助したところ。

    〇これらの事業の導入により、駅前広場におけるWBGT、いわゆる「暑さ指数」は、2.0以上下がると効果的とされているのに対し、4.4と2倍以上の低下が計測され、駅前広場における暑熱環境は輻射熱の軽減、直射日光の遮りなどにより大きく改善され、バス等を待たれている方々への熱中症軽減の効果が高く示される結果となった。
  • ・樟葉駅前の芝生化による都市緑化の取組みについては、一定理解しました。
    (スライド1)・地元でも、立派なものを作っていただいた、(スライド2)・喜びの声もいただきますし、評価している所です。
    (スライド3)・ところで、芝生化した樟葉駅前周辺では、一部の方によるハトへのエサやりが常習化し、それがハトを寄せ集めることにつながり、ハトのフンや羽毛の飛散など、駅前の道路や芝生、駅舎周辺の環境や美化に支障が出ています。
    (スライド4)枚方市としても、警告看板の設置やエサやりの見回りなど、対策は行っているようではあるが、改善の兆しは見えないと聞きます。
    ・大阪市では、廃棄物条例にエサやり行為による生活環境被害を防止する条項を追加したが改善されないため、今年4月に、エサやり行為に対して動物愛護管理法に基づき中止命令を出したと聞きました。
    (スライド5)・府においても、他自治体の先進事例の研究や、その他法令等の適用の可能性を検討するなど、こうした事案の解決に向けて府としてできることを積極的に実施し、府民や市民が安心して広場を活用できるような取組を求めておきます。

    以上で質問終わり 知事質問なし