大阪産(もん)のブランド化

  • 府では、大阪産(もん)のブランド化について長らく取り組んでいるところですが、現在も八百八十万府民全員知っているというところまでは至っていないと思います。本来、大阪産(もん)の「もん」という付記がなくても、府民全員が「おおさかもん」と読めるようになってほしいぐらいに思っています。地元のスーパー等でも大阪産(もん)の商品を見かける機会が増えたとは思いますが、その全てにロゴマークがついているわけでありません。
    そこでまず、大阪産(もん)ロゴマークの仕組みや府民認知度について、ブランド戦略推進課長にお伺いします。
  • 〇府では、府内産農林水産物の認知度及びブランド力の向上を図るため、平成二十年度より大阪産(もん)ロゴマークにより一体的にPRしているところでございます。

    〇ロゴマークにつきましては、平成二十一年度に商標登録を行い、申請があった食品製造業者、飲食店、小売店などに対して使用を許可しております。

    〇ロゴマークの登録件数につきましては年々増加傾向にありまして、令和六年三月末時点で一千三百十四件となってございます。

    〇一方、府民認知度につきましては、近年、おおむね五〇%から六〇%の間で推移をしており、令和六年三月末時点の調査では五六・六%となっております。

大阪産(もん)の認知度向上

  • ロゴマークの府民認知度は約五六%とのことで、先ほど申し上げたとおり、府民が全員知っているというところまでは至っていないと思います。
    そこで、大阪産(もん)のさらなる認知度向上に向けて、どのような課題意識を持ち、どのように取り組んでいるのか、ブランド戦略推進課長にお伺いします。
  • 〇大阪産(もん)につきましては、SNSへの情報発信や民間事業者とのタイアップ商品の開発など、継続的なPRに取り組んでおり、メディアで取り上げられる機会も一定あることから、現在の認知度を維持できているものと認識しております。ロゴマークの認知度をさらに高めるためには、多くの府民の注目を集めるような取組が必要と考えております。

    〇このため、グランフロント大阪やてんしばなど集客力の高い場所で大阪産(もん)のイベントを開催しているほか、大阪オリジナルブドウである虹の雫や、出荷量全国一位を誇るキクナを重点的にPRするなど、話題性を意識した取組を展開しております。

    〇今後とも、効果的なPRに取り組み、さらなる認知度向上に努めてまいります。

大阪産(もん) ロゴマークの使用拡大

  • 府民に対する認知度拡大のため努力をされているということは一定理解しました。
    例えば、枚方市内ではビールの原料となるホップが栽培されているほか、放置竹林を整備する際に発生する竹からメンマを作るなど、これまでにない取組が出てきています。こうしたものにも漏れなくロゴマークを使ってもらえれば、より一層、大阪産(もん)の商品を目にする機会が増えると考えます。
    私は、大阪産(もん)ロゴマークをブランド価値を上げるプラットフォームと位置づけて、大阪産(もん)という刻印を入れることにより商品価値を高め、消費者の購買意欲を後押しするような好循環が生まれるようになれば、ロゴマークの使用も拡大していくものと考えます。
    そこで、大阪産(もん)の商品におけるロゴマーク使用拡大に向けた取組について、ブランド戦略推進課長にお伺いします。
  • 〇府内産農林水産物の存在感を高め、一体的にブランド力を高めるためにも、ロゴマークの商品への表示を推進することは重要と認識しております。

    〇このため、多くの飲食店や小売店、食品製造業者が集まる商談会に府として出展するなど、民間事業者における大阪産(もん)及びロゴマークの活用について働きかけているところでございます。その結果、近年は大阪産(もん)を活用した商品開発を希望する民間事業者からの相談が増えており、府としてマッチング支援をはじめ商品開発や広報に連携して取り組んでおります。

    〇引き続き、大阪産(もん)のロゴマークの使用拡大に向けてこうした取組を進めてまいります。
  • 引き続き取り組んでいただきたいと思います。