• 決算概要等報告書156頁の、会計管理事務事業のうち、手数料収納キャッシュレス化推進事業費についてお伺いします。この事業については、予算現額11,995,000円に対し、決算額は9,031,585円となっています。この費用は、手数料納付窓口におけるキャッシュレス収納に係る経費等と記載されていますが、手数料納付窓口での現金収納とキャッシュレス決済の割合は、どのようになっているのでしょうか。また、利用者のキャッシュレス決済に伴い、大阪府が決済事業者に支払う手数料率は、どのようになっているのか、会計総務課長に伺います。
  • 〔会計総務課長答弁〕
    〇 府庁本館、府庁別館、咲洲庁舎の3か所に設置する手数料納付窓口では、 多様な納付方法を提供し、利用者の利便性向上を図るため、令和2年12月より クレジットカードや電子マネーでのキャッシュレス決済を導入している。

    〇 昨年10月の決済事業者の契約更新にあたっては、さらなる利便性の向上を 図るため、クレジットカード6種類、電子マネー6種類、コード決済7種類の 合計19種類と、それまでの4種類から大幅に拡充し、手数料窓口において民間事業者と同水準のキャッシュレス決済が行えるようにしたところ。

    〇 お尋ねの令和6年度の現金収納とキャッシュレス決済の割合の実績については、現金収納が63.9%、キャッシュレス決済が36.1%。
    キャッシュレス決済の種別ごとの手数料率については、透明性や競争性を確保するため、昨年度、一般競争入札により決定しており、令和6年10月から11年9月までの5年間については、クレジットカードと電子マネーが2.2%、コード決済が2.9%である。
  • キャッシュレス決済の普及は、めざましいものがあり、私もキャッシュレス決済は便利であるため、クレジットカードやコード決済をよく利用します。(先日公表された大阪・関西万博におけるキャッシュレス決済運用の効果検証においても、「今後普段の生活でもキャッシュレス決済を使いたいとの意向を示す利用者が9割を超えた。」とあるように、さらにキャッシュレス決済の流れは加速していくと思います。)
    手数料納付窓口において、キャッシュレス決済導入後、令和3年度からのキャッシュレス決済の割合の推移とあわせて、キャッシュレス決済のニーズの増加に対応して、どのように取り組んでいるのか、会計総務課長に伺います。
  • 〔会計総務課長答弁〕
    〇 3か所の窓口における収納額全体に占めるキャッシュレス決済の割合については、令和3年度は16.8%、4年度は24.5%、5年度は30.5%、6年度は36.1%と年々増加している。

    〇 会計局では、府民の利便性の向上や収納事務の効率化等を図るため、多様な公金の収納方法を推進することとしており、キャッシュレス決済の推進はもとより、コンビニ収納、elTAXを活用した公金収納事務のデジタル化などに取り組んでいる。今後とも利便性の向上に向けて、しっかりと進めてまいりたい。
  • キャッシュレス決済の割合は年々増加してきているとのことでした。
    クレジットカードと電子マネーが2.2%、コード決済が2.9%と手数料がかかっており、これはこれで必要なコストではあるものの、低いに越したことはないと思っています。
    かつて証紙から現金、そしてキャッシュレスに移ってきて、大阪府は全国でも先進的な取り組みを行ってきていただいたと受け止めています。技術は日進月歩であり、WEB3での決済導入等、利便性向上に資するよう求めまして、質問を終わらせていただきます。

    以上で質問終わり 知事質問なし