• 次に、低燃費タイヤ導入助成の運輸事業振興助成補助金についてお伺いします。
    燃料費の高騰が続く中、軽油価格についても依然として高止まりが続いており、府内運送事業者が苦しんでいるという声が寄せられています。本来、軽油価格上昇分というのは運賃に転嫁されるべきものではありますが、運送業界においてはなかなか価格転嫁が進まない状況であることから、我が会派が一月に行った物価高騰対策等を見据えた緊急要望では、国の臨時交付金を活用して燃料高騰対策を実施するよう提言したところです。
    そうした中、令和七年度当初予算案において、燃料高騰対策として低燃費タイヤ導入助成が盛り込まれていることは、要望をしっかり受け止めていただいて検討いただいた結果と評価をしているところです。過去にも国の臨時交付金を活用した低燃費タイヤ導入助成が実施されていますが、直近の令和五年度実施分と比較すると、令和七年度の予算額が増額をされています。過去の実績を踏まえた対応だと思いますが、その理由を商業振興課長にお伺いします。
  • 〇本事業は、府内運送事業者の経営安定化を目的に、国の臨時交付金を活用して、営業に欠かせない消耗品であるタイヤの購入費用を支援するものでありまして、低燃費タイヤ一本導入につき上限七千円の補助金を、大阪府トラック協会を通じて府内運送事業者に交付いたします。

    〇令和五年度の実績は、予算額八億二百八十万円、低燃費タイヤ導入十万九千二百五十六本となりましたが、受付期間の途中で予算の上限に達したことから、当初の予定より一か月半早めて募集を打ち切りました。

    〇令和七年度の予算額につきましては、前回と同様のペースで申請があっても対応できるよう、九億三千六百七十五万七千円とし、前回から約一三%増の十二万四千本余りへの補助を予定しておりまして、より多くの府内運送事業者に御活用いただけると考えております。