外郭団体等経営評価について

平成29年予算特別委員会(第2日目) 開催日:2017.03.15

  • 外郭団体等経営評価について、お伺いいたします。

    平成29年度予算の概要13ページに、外郭団体等経営評価員報酬として62万5,000円が計上されています。

    これは、さきの総務委員協議会でお示しされた外郭団体等の点検、評価の経費であると思いますが、まず、この取り組みの目的と、どの団体が対象となるのかについて、お伺いいたします。

  • 外郭団体等の経営評価につきましては、行政の補完的な役割を担っている外郭団体等の事業、経営の健全性、効率性の点検、評価を行うことによりまして、市の関与の必要性や支援方法の見直しを行うことを目的としております。

    対象につきましては、地方自治法第221条第3項で定めます市長の調査権の及ぶ団体として、枚方市文化国際財団、枚方体育協会、エフエムひらかた、枚方市土地開発公社、枚方市街地開発株式会社の5団体、また、その活動に市が密接に関連しており、公益的活動に対して市が支援を行っている団体としまして、社会福祉協議会、シルバー人材センター、文化財研究調査会、勤労市民会、人権まちづくり協会、文化観光協会の6団体、合わせて11団体を考えております。

    仲西功夫行革推進課長

  • 取り組みの目的と対象とする団体については一定理解をいたしました。

    では、実施手法についてですが、外郭団体等の経営状況をどのような視点で点検、評価されるのか、お聞きいたします。

  • 外郭団体の経営状況等につきましては、効率的、効果的に行政を補完するものとなっているか、また、団体の予算における市の財政的な支援状況はどの程度かなどの観点で点検、評価を進めてまいりたいと考えております。

    仲西功夫行革推進課長

  • 今、御答弁にありましたように、効率的、効果的に行政を補完するものになっているかなどといったことは、点検、評価の過程においてはもちろん見ていく必要があると思います。

    重要なのは、その上で、外郭団体等の経営健全化や自立的な活動の促進に向けて、外部の専門性を生かした助言、提言を得ることで、その内容を踏まえて、具体的に今後のアクションにどのように反映していくかということなんだと考えます。

    見解をお伺いいたします。

  • 外部評価員には、中立的な立場、また専門的な見地から、団体等の公益性や財政状況、事業の性質や内容等を踏まえまして、経営のあり方などに対する助言や提言をいただくことを考えております。

    そこで得られました評価結果等を踏まえ、団体等に対する市の関与のあり方や支援方法について整理をいたしますとともに、可能なものから、平成30年度以降の事業実施や予算等への反映を図っていく考えでございます。

    仲西功夫行革推進課長

  • 対象となった外郭団体それぞれが、評価、点検を経て、経営の健全化や自立的な経営に向けて、しっかり課題や方向性を考えられるものにしていただきたいと要望しておきます。