市税徴収率向上の取り組みについて

平成25年決算特別委員会(第2日目) 開催日:2013.10.07

  • 続きまして、市税徴収率向上の取り組みについて、お伺いします。

    市税徴収率の推移と徴収率向上のための取り組みについて、お聞かせください。

  • 市税の徴収率につきましては、平成22年度が94.8%、平成23年度が95.3%、平成24年度が95.8%と、年々向上しております。これは、調定金額の大きい現年度課税分を優先して徴収するために、督促状の発送時期に合わせた電話催告や手書きの文書催告など、早期に取り組みを行うことにより、滞納繰越の抑止に努めた成果ととらえております。

    また、滞納繰越となったものにつきましては、効率的かつ効果的な財産調査を行い、換価しやすい預金、保険などの債権を中心とした滞納処分の強化に努めております。
    門田 豊納税課長

  • 平成24年度における市税の不納欠損の額が約2億2,300万円となっているようですが、どのようなものが不納欠損となるのですか。
  • 滞納繰越となったものにつきましては、先ほど御説明いたしましたとおり、効率的かつ効果的な財産調査を行い、換価しやすい預金、保険などの債権を中心に、差し押さえなどの滞納処分を行っております。

    徹底した財産調査の結果、差し押さえるべき財産もなく担税力がないと判断したものにつきましては、滞納者の生活実態を考慮し、滞納処分の停止を行うなど不納欠損処理を行っております。
    門田 豊納税課長

  • 市税を滞納している者が国保料や保育料なども滞納することが多くあると思いますが、財務部の特別債権回収チームは、どのような役割を果たしているのでしょうか。
  • 税の守秘義務や個人情報の保護の観点から、滞納情報の共有には困難な状況もありますが、国民健康保険料、保育所運営費負担金、介護保険料、後期高齢者医療保険料に係る処理困難事案を財務部内の特別債権回収チームに移管し、徴収の強化に努めるとともに、債権を有する原課に対して、徴収に関する指導、助言を行っております。
    門田 豊納税課長
  • 市全体の中では、さまざまな債権があり、それらの滞納が発生していると思います。確かに、個人情報の問題や多くの課題があると思いますが、それらを整理し、今後これらの滞納情報の一元化の取り組みを進めていっていただくことで、より一層の歳入の確保と公平性の確保に努めていただくことを要望いたします。