淀川渡河橋の整備・渡河橋の周辺道路について

Q1(都市計画道路牧野高槻線の枚方市域の整備状況)

  • 都市計画道路牧野高槻線の枚方市域の整備状況についてお伺いします。

    現在、私の地元枚方市から高槻市にアクセスするには、枚方市南部に位置する枚方大橋のみの状況です。
    隣に位置する京都府八幡市の御幸(ごこう)橋(ばし)までは約12㎞も離れており、このため、枚方大橋付近で慢性的な渋滞が発生しています。
    私は、本路線の整備により、枚方大橋に集中する交通が分散し、混雑緩和が期待されると考えています。
    さらに、防災面の機能強化や都市間交流の促進に加え、新名神高速道路の高槻インターへのアクセス向上にも寄与すると考え、枚方市議会議員の時代から、早期整備を訴えてきたところです。
    そこで、都市計画道路牧野高槻線の枚方市域における現状と、今後の取組について、都市整備部長にお伺いします。

  • <都市整備部長>
    ●都市計画道路牧野高槻線は、枚方市と高槻市を結ぶ道路ネットワークを形成し、都市計画道路十三高槻線に接続し高槻東道路を経由することで、新名神高速道路へのアクセス向上にも寄与する道路であると考えている。
    ●これまでに、枚方市域において、道路の予備設計、用地買収に必要な土地の測量や境界確定を行うとともに、淀川橋梁部の地質調査を実施。
    ●現在、買収面積が確定した箇所の物件調査や、道路の詳細設計を実施しており、来年1月には、枚方市の協力のもと、用地交渉に着手する予定。
    ●引き続き、関係機関と連携し、早期工事着手に向け取り組んでいく。
  • 地元の期待も大きいことから、引き続き早期工事着手に向け取り組みをお願いします。

Q2(都市計画道路牧野高槻線の整備に伴う周辺道路の機能強化)

  • この都市計画道路牧野高槻線の整備にあわせた、周辺道路の機能強化についてお伺いします。
    私は、牧野高槻線の整備により、高槻市と枚方市を含む淀川を挟んだ両地域の利便性が向上するとともに、新たな交流が生まれるものと大きな期待を寄せているところです。
    こうした人の交流を下支えするためにも、牧野高槻線の整備に先立ち、接続する道路の機能強化を進めていくべきです。
    現在、大阪府では、牧野高槻線に接続する府道京都守口線や府道枚方高槻線で様々な取組が進められていると聞きますが、これら両路線の現在の取組状況について、都市整備部長にお伺いします。
  • <都市整備部長>
    ●お示しの都市計画道路牧野高槻線の整備に備え、府道京都守口線については、4車線化の工事着手に向け関係機関と協議を行っており、来年1月には、現地着手する予定。
    ●府道枚方高槻線について、招提(しょだい)交差点で、今年度、改良工事に着手し、招提(しょだい)口(ぐち)交差点で、概略設計を踏まえた事業実施の可能性を検討している。加えて、京阪牧野駅から都市計画道路楠(くず)葉(は)中宮(なかみや)線までの区間で進めている歩道整備では、来年度、用地買収を実施する予定。
    ●引き続き、渋滞対策や安全対策など両路線の機能強化に取り組んでいく。
  • 今ご答弁いただきました京都守口線の4車線化、交差点改良、歩道整備は地元からも長年にわたり要望されてきた課題で、先輩議員の皆さま、とりわけ中司宏現衆議院議員も府議として精力的に取り組まれてきたことでもあります。着実に取り組みを進めていただきますよう、強く要望させていただきます。