平成30年度第1回枚方市病院事業運営審議委員会

2018年度、岩本は市民病院(市立ひらかた病院)の運営審議委員になっておりまして、先日(6月8日午後3時~)に第1回の審議委員会に行ってきました。

案件は[1]正副委員長の互選、[2]平成30年度市立ひらかた病院の運営方針について、[3]その他の3つでした。

資料として(2)の市立ひらかた病院の運営方針についてを掲載します。

病院側からの説明でもありましたが、市立ひらかた病院の経営は厳しい段階にあります。収支ではずっと赤字が続いています(27年度は6億8900万円の赤字、28年度は7億4000万円の赤字、29年度も目標に達してない)し、病床利用率も72~73%と目標80%に届いていません。(80%を超えても黒字になるかと言うと、それはまた別の問題)

これからの病院側の取り組みとして、入院の収益を上げていくことを目標とし、患者数・病床稼働率を上げていきたいという内容でした。そのための取り組みとして、地域連携の強化(目標の紹介率55%)、救急患者の受け入れ(目標の応需率85%、日中は100%)を掲げていました。またその他の取り組みとして、医師の確保、ベッドコントロール体制の確立、入退院支援センターの導入、外部コンサルの導入、意識改革と体制の改善を上げていました。

この審議会では、質疑の時間がありましたので、取り組みについていくつか確認しました。(本人以外が見ても、何を書いているのかわからない)メモ書きを掲載します。

個人的には、いくら取り組みを重ねても、市の病院への関わり方や、営業方針など方向性を抜本的に変えていくべきではないかと思います。毎年の収支、累積赤字、病床利用率等々を見ると、改善・改善というよりも、方向性の判断が求められている場面ではないかと思うのです。

もちろん、経営の改善は1個1個の積み重ねと思いますので、今回上げている項目を(特に医師の確保など)積極的にやっていくことで一定の効果はあると思いますが、これまででもできることは現場の方々含め既に努力されてきており、大勢にどこまで影響するかなと思っています。この辺りは他の場面でも発言していきたいところです。

いずれにしても1年間、審議委員として役目を果たしていきます。

※30年度予算特別委員会での市立ひらかた病院に対する岩本質疑

【市立ひらかた病院】予算特別委員会30年度