枚方東消防署の訓練施設へ

岩本、今年は枚方寝屋川消防組合の組合議員として活動しています。

先日、第46回消防救助技術近畿地区指導会出場に伴う訓練披露会に出席してきました。訓練披露は2日に分けて、陸上の部と水上の部と行われました。
(前回の記事では陸上の部について取り上げました)

枚方寝屋川の近畿地区指導会出場に向けての訓練披露会(陸上部)のため、寝屋川消防署の訓練施設に行ってきました


この日の訓練披露会は水上の部であり、会場は枚方東消防署でした。前回陸上の部での寝屋川消防署と違い、枚方東消防署は消防団の訓練等でもおなじみの場所です。この披露会では基本泳法を4組、溺者搬送、水中結索、溺者救助、人命救助を2組の計5種目を見せていただきました。以下の流れで披露会が進んでいきました。

披露会流れ

[1]訓練開始報告
[2]消防長訓示
[3]管理者挨拶
[4]来賓紹介
[5]訓練開始

  • (1)基本泳法1組(標準タイム40秒)(全国出場ライン30秒55)
    水難救助の基本泳法2種類(抜き手・平泳ぎ)で25メートルずつ泳ぎ、その安全確実性と所要時間を評価するものです。
  • (2)基本泳法2組
  • (3)基本泳法3組
  • (4)基本泳法4組
    1組と同じ内容で、それぞれメンバーを変えて行われました。
  • (5)溺者搬送(標準タイム42秒)(全国出場ライン28秒36)
    2人1組(要救助者を含む)で、救助者がスタート地点から20メートル先の要救助者まで泳ぎ、要救助者をへアーキャリーで搬送し救助するまでの安全確実性と所要時間を評価するものです。
  • (6)水中結索(標準タイム1分46秒)(全国出場ライン1分07秒91)
    3人1組で、スタート地点から20メートル先の水中に沈めてある結索環に3種類の指定した結索をリレー方式で行い、安全確実性と所要時間を評価するものです。
  • (7)溺者救助(標準タイム43秒)(全国出場ライン28秒99)
    要救助者を含む3人1組で、まず救助者及び補助者の2人が協力して小型救命浮環(以下「浮環」という)に救助ロープを結着します。その後に補助者が浮環をプール内に投下、救助者がスタート地点から25メートル先の要救助者の位置まで搬送し、これに要救助者をつかまらせて補助者が救助ロープをけん引・救助するまでの安全確実性と所要時間を評価するものです。
  • (8)人命救助(標準タイム1分13秒)(全国出場ライン50秒50)
    この訓練は3人1組で、まずスタート地点から20メートル先の要救助者をチンプルで確保します。その後、クロスチェストキャリーという搬送方法で補助者がたぐり寄せるロープを利用して救助後、25メートル地点で水没しつつある要救助者を水面に引き上げ救助するまでの安全確実性と所要時間を評価するものです。
  • (9)人命救助2組
    1組と同じ内容で、メンバーを変えて行われました。

[6]訓練終了
[7]訓練終了報告
[8]警防部長講評
[9]解散

各役職の方の挨拶でもありましたが、過去には全国大会の常連であったところ、ここ数年の定年退職に伴う入れ替えもあり、全国大会には3年近くブランクがあるそうです。ただ厳しい訓練の中で数年、確実に全国レベルになってきているとも話がありました。(実際、各種目の中には全国出場レベルのライン超えするものもいくつもありました)

7月22日の本番に向けて、更に訓練を積み重ねられ、ベストな状態で臨まれることを期待しています。
お疲れ様でした。

【第46回消防救助技術近畿地区指導会出場に伴う訓練披露会(水上の部)】

  • 日時:平成29年7月11日(火)11:00~
  • 会場:枚方市津田北可2丁目23番3号枚方東消防署 訓練用プール