寝屋川消防署の訓練施設へ

岩本、今年は枚方寝屋川消防組合の組合議員として活動しています。

先日、第46回消防救助技術近畿地区指導会出場に伴う訓練披露会(陸上の部)に出席してきました。訓練披露は2日に分けて、陸上の部と水上の部と行われました。

この日の訓練披露会は陸上の部であり、会場は寝屋川消防署。今回初めて行かせていただきましたが、意外に近い場所でした。この披露会では引揚救助・ほふく救出・ロープブリッジ救出・障害突破の4種目を見せていただきました。以下の流れで披露会が進んでいきました。

披露会の流れ

[1]訓練開始報告
[2] 消防長訓示
[3]管理者挨拶
[4]来賓紹介
[5]訓練開始

  • (1) 引揚救助B
  • (2) ほふく救出
  • (3) 引揚救助A
  • (4) ロープブリッジ救出A
  • (5) 障害突破B
  • (6) ロープブリッジ救出B
  • (7) 障害突破A

(詳細)

(1)引揚救助B (標準タイム2分9秒)(全国大会出場ライン1分18秒83)

地下やマンホールなどに転落した要救助者を地上に救出するという災害事例から生まれた種目。5人1組(要救助者を含む)で、2名が空気呼吸器を着装して塔下に降下し検索・発見後、要救助者を搬送し、4人で協力して地上に救出する。さらにロープ登はんにより地上に脱出するまでの安全確実性と合わせて所要時間を評価するもの。

(2) ほふく救出(標準タイム1分2秒)(全国大会出場ライン34秒76)
3人1組(要救助者を含む)で、2人が横穴後方5メートルの位置からスタートし、空気呼吸器を着装して確保ロープ及び小綱を両足首に結着した後、空気呼吸器を着装した隊員が8メートルの横穴を検索して、要救助者を救出する。2人が協力して要救助者を搬送するまでの安全確実性と合わせて、所要時間を評価するもの。

(3) 引揚救助A (標準タイム2分9秒)(全国大会出場ライン1分18秒83)
1回目とは別のメンバーで実施。

(4) ロープブリツジ救出A (標準タイム1分15秒)(全国大会出場ライン44秒99)

4人1組(要救助者を含む)が、ピルなどで逃げ遅れた人々を隣のビルからロープを展張して救出することを想定して行われるもの。

隊員2人が救出器具を携行して対面する塔上に渡過し、座席結び・運搬綱・救出ロープをけん引して救出するまでの安全確実性と合わせて所要時間を評価します。流れるように展開することが、この種目の特徴です。

(5) 障害突破B (標準タイム2分37秒)(全国大会出場ライン1分28秒64)
越える、登る、渡る、降りる、濃煙通過。あらゆる災害現場を想定した5つの障害を5人1組(補助者含む)で隊員が一致協力し、相互に励まし信頼し、且つ緊密な連携で突破していくまでの安全確実性と合わせて所要時間を評価するものです。救助のクロスカントリーとも呼ばれます。

(6) ロープブリツジ救出B (標準タイム1分15秒)(全国大会出場ライン44秒99)

さきのロープブリッジとは別メンバーで行われました。

(7) 障害突破A (標準タイム2分37秒)(全国大会出場ライン1分28秒64)

さきの障害突破とは別のメンバーで行われました。

[6]訓練終了
[7]訓練終了報告
[8]枚方市寝屋川市防火協会連絡協議会会長挨拶
[9]警防部長講評
[10]解散

7月22日の本番に向けて、更に訓練を積み重ねられ、ベストな状態で臨まれることを期待してます。
お疲れ様でした。続いて水上の部も投稿します。

【第46回消防救助技術近畿地区指導会出場に伴う訓練披露会(陸上の部)】

  • 日時:平成29年7月7日(金)10時30分~11時30分
  • 場所:寝屋川市池田2丁目11番73号 寝屋川消防署訓練施設