人事・給与制度について | 将来世代に大きな負担を残さない徹底した市政改革の推進について

平成28年3月定例月議会 開催日:2016.3.4

  • 次に、人事・給与制度について、お尋ねします。
     
    伏見市長は、今回の市政運営方針におきまして、職員の人事・給与制度については、地方公務員法の趣旨を踏まえつつ、外部有識者の意見も聴きながら、職員のやる気が高まるようなメリハリのある制度の充実に取り組むと言っておられます。
     
    我が会派の木村議員から、先の代表質問やあらゆる一般質問の機会を捉えて、また、一貫して、職員のやる気を引き出すためには、メリハリのある人事・給与制度の充実が必要不可欠であるとお伝えしてきたところです。
     
    そこでまず、外部有識者の意見も聴きながら、制度の充実を図っていくとされていますが、具体的にどういった方を想定されているのか、お尋ねします。
     
    また、技能労務職員の給与について、調査を実施しますとも述べられておりますが、技能労務職員の給与水準については、我が会派からも、これまで再三にわたり指摘をしてまいりましたが、そもそも同じ技能労務職員であっても、行政職給料表の適用を受ける職員もいれば、技能労務職給料表の適用を受ける職員もいる現行の制度が水準を引上げることとなっているのではないでしょうか。
     
    この状況を速やかに解消していくことが先決と思われるのですが、わざわざ民間の水準を今から調査しなければならない理由と、どのように調査をされるおつもりであるのか、その手法についてお聞かせください。
  • 人事・給与制度について、お答えします。
     
    まず、外部有識者につきましては、本市における特別顧問にも参画いただくことを想定しているとともに、公務員における人事・給与制度に精通されている方の人選に向けて調整しているところです。
     
    また、技能労務職員の給与に関する調査につきましては、本市の技能労務職員の給与水準が適切であるかを検証するために実施するものですが、その手法につきましては、他の自治体が行った調査の結果なども参考にしながら、本市内の民間事業所の給与水準の実態が把握できるよう、今後、検討してまいります。
     
    そして、その結果を分析・評価したうえで、給与の水準や給料表の適用など、そのあり方についてまとめていきたいと考えているところです。
  • 人事・給与制度について、2回目の質問を行います。
     
    技能労務職員の給与制度につきましては、本市では技能労務職員に適用すべき給料表をすでに導入されている訳ですから、業務実態に合わせ適切な給料表を適用することを優先すべきであり、その適用関係の整理に早急に着手したほうが、時間的にもコスト面でも無駄がなく有効と思われるため、調査の必要はないのではないかと考えます。
     
    引き続き、人事・給与制度について質問をいたします。
     
    外部評価について説明をいただきましたが、我が会派といたしましては、これまでから、人事評価制度については、非管理職員につきましても、せめて係長クラスには昇給への反映も導入すべきと考えますし、現在、わずかであるボーナスへの給与反映についても拡充に向けて検討すべきと訴えてまいりました。また、運用面においても、頑張った職員には高い評価であるS評価を、一方で、頑張っていない職員には低い評価であるB評価をしっかりとつけることが必要ではないかと問題提起をしてきたところです。
     
    さらに、給与制度においても、給料表について、よりメリハリをつけるよう、職務の級間の重なりを縮減していくべきであると度々主張してまいりました。
     
    そこで市長に伺いますが、ただ今申し上げました、評価制度や給料表における見直しについても今後、外部の有識者に意見を聴かれるおつもりはあるのでしょうか。
     
    またそこで一定の評価を得られれば、即実行に移される気持ちはあるのかということもお聞かせください。
  • 人事・給与制度について、2回目の質問にお答えします。
     
    外部の有識者の方には、まず、本市における人事評価制度や給料表などを含めた、人事・給与制度に関するこれまでの取り組みや他市比較などの現状をご説明し、その上で、ご意見をお聞きしたいと考えております。これを受け、市として人事評価制度の充実や給料表のあり方について検討を加え、よりメリハリの効いた人事・給与制度を構築してまいりたいと考えております。