枚方の地域振興について

  • 次に、4.枚方の地域振興について、お聞きします。
    枚方市の地域振興として交流人口の増加を目指しているとのことですが、まずは枚方市民自身が、我が町として枚方市を発信していくことが大切であると考えます。
    市民が枚方市内を周遊し、自らが住むまちの魅力を知るために、市としてどのような取り組みを行っているのか、お聞きします。
  • 次に、4.枚方の地域振興について、お答えします。
    議員ご指摘の通り、交流人口の増加を目指すにあたりましては、市外の方へのアプローチだけでなく、本市市民が愛し、楽しんでいる枚方のさまざまな魅力を市内外に広く発信し、多くの方々に枚方を楽しんでいただくことで交流人口の増加、地域経済の活性化につながると考えております。
    このことから、枚方の魅力を発信したくなる、例えば淀川を活かした楽しめるコンテンツなどの開発に取り組んでいるところでございます。
    引き続き、さらなる活性化に必要な取り組みを促進してまいります。
  • 交流人口の増加、地域活性化につながる取り組みを要望します。
    事例として、地図上にあらかじめ設定されたチェックポイントを制限時間内で多く巡り獲得した合計得点を競う、フォトロゲイニングなるスポーツも定期的に行われており、お隣の交野市でも定期的に開催、多くの人が参加されているようです。
    こうした、枚方の市内外発信にもつながるような取り組みを行っていただくよう要望します。
    さて、市の様々な魅力を市内外に発信するにあたり、地域資源である文化財の活用についても取り組むべき内容と考えます。
    私はこれまで、宮城県涌谷町を代表とする東北5市町村が令和元年度に日本遺産の認定を受けた「みちのくGOLD浪漫―黄金の国ジパング、産金のはじまりの地をたどる―」を構成する文化財として、特別史跡百済寺跡を追加する取り組みを進めるよう要望してきました。
    追加認定を受けることができれば、百済寺跡の強力な魅力発信になると思いますが、現在の状況をお聞きします。
  • 日本遺産「みちのくGOLD浪漫」への特別史跡百済寺跡の追加認定の状況につきましては、認定ストーリーなどの追加認定に必要な要件等について研究しながら、代表である宮城県涌谷町とも協議を行っているところでございます。
    現在のところ、追加認定の申請には至っていない状況ではございますが、今年度も本市で行う文化財啓発イベントに涌谷町からデータ提供の協力をいただくなど交流を行っているところでございます。
  • 日本遺産の追加認定は認定ストーリーに必要な要件など、ハードルが高いと聞いていますが、文化庁は「候補地域」の制度も取り組んでいることから、地域活性化につながる旗として、日本遺産についての取り組みを引き続き要望します。
    また本市においては、百済寺跡をはじめとする市内に点在する貴重な文化財がまだまだあります。
    今後、文化財の保存・活用に対する取り組みについて課題もあると考えますが、そのためにはまず、文化財の保存・活用に対する市としての方針的なものが必要だと思います。
    この点について市の見解をお聞きします。
  • 文化財の保存と活用につきましては、地域住民や民間団体などの理解と協力を得ながら、文化財の継続性及び一貫性のある保存・活用を促進するための基本的はアクション・プランとなる「文化財保存活用地域計画」の策定に向け、取り組みを進める考えでございます。
  • 文化財の保存・活用について、「文化財保存活用地域計画」を作成するメリットとして、中・長期的な方針や具体的な事業の可視化による計画的な行政運営、補助率加算などの国庫補助事業の優遇などがあると聞いておりますので、この地域計画を活かすため、地域住民や民間団体などとの協力を得るなど、「文化財保存活用地域計画」について広く周知し、保存・活用に取り組むことを要望しておきます。