学生のまちづくりへの参画について

  • 学生のまちづくりへの参画について、お伺いします。
    9月定例月議会において、大学生をはじめとする若者が参画するまちづくりや学校の積極的な誘致などについて市の考え方を確認しました。
    やはり、様々な年代の子どもたち・若者が集まるまちの姿は魅力的で活力のあるものですし、自分たちの将来や将来のまちづくりに関心を持つ機会があることは重要です。
    そこでまず、学園都市ひらかた推進協議会での取り組みをはじめ、大学生や高校生が本市の行政課題に取り組む機会・参画する機会としてどのようなものがあるのかお聞きします。
  • (総合政策部長)学生のまちづくりへの参画についてお答えします。
    学園都市ひらかた推進協議会の取り組みとして、平和の燈火(あかり)をはじめ多くのイベントなどに参画をしていただいておりますが、高校生や大学生が本市の行政課題の解決に向けて議論する機会としては、摂南大学での副専攻課程科目「北河内を知る」、大阪工業大学での「hirathon」、府立枚方高等学校におけるSDGsの取り組みなどがあります。
    これらの取り組みは高校や大学と連携したもので、本市から行政課題等を提起したうえで、具体的な解決策について高校生や大学生の皆さんが議論され、解決策を検討、発表していただくような取り組みとなっております。
  • 高校生や大学生に対し、まちづくりに参画する機会の創出に取り組まれていることは理解できました。
    協議会を構成する大学とは取り組みがなされているようですが、枚方市には府立高校をはじめ多くの高等学校も存在します。
    高校生や大学生が本市の未来を考える機会が増えそれぞれが行動を起こすことで、活力のあるまち・魅力的なまち枚方につながります。
    そして若いうちにまちづくりに関わることで、学生にとっても思い出に残り、枚方市への愛着も生まれ、定住の課題、市長が掲げておられる「豊かで誇りある枚方」実現などにもつながると考えます。
    また本市の大学はそれぞれの専攻で特色があるように、高校も立地をはじめそれぞれの生徒さんの特色がでて面白いのではないかと思います。
    例えば、高校の位置が淀川に近いとか京阪沿線、JR沿線だとか様々な条件により、高校生が取り組めるフィールドワークや普段感じることが違うと思います。
    今回の枚方高校におけるSDGsの取り組みでは多くの生徒さんが枚方市の課題を自分事として未来の枚方市について真剣に考える良い機会だったと思います。
    このことからも、枚方市として高校生や大学生にまちづくりに参画してもらうよう積極的に働きかけるべきと考えますが考えをお聞きします。
  • (総合政策部長)高校生や大学生が本市のまちづくりに関心を持ち、参画していただくことは本市としても必要だと考えております。
    現在、検討を進めているSDGsの取り組みでは、2030年の本市の姿をイメージし、市民一人ひとりがSDGsの取り組みを自分事として捉えて取り組む形をめざしたいと考えており、枚方高等学校での取り組みにつきましてもそうした考えのもとで、民間事業者とも連携した産学公連携でのSDGsの取り組みとなります。
    また、環境などの分野でも本市より、市内の高等学校にご協力のお願いをしているところではございますが、今後さらにSDGsをキーワードとして市内の高等学校などに協力を求めるなど、高校生をはじめ多くの若者がまちづくりに参画する取り組みを推進してまいりたいと考えております。
  • 多くの若者がまちづくりに参画できるよう、積極的な取り組みを要望します。
    ところで、学生のまちづくりについて、これまでは高校や大学との連携という形を中心に取り組みを進めておられますが、市役所での仕事を通じて若者がまちづくりに参画する機会の創出や、学生自身のキャリアデザインをサポートする機会として取り組んでみてはどうかと思います。
    枚方市役所はインターンシップの受け入れを積極的に行っているとのことですが、私が提案したいのは、公務員をめざすことを目的とした内容のインターンシップだけでなく、多くの高校生や大学生が市役所の仕事を通じ、社会に触れ、まちづくりに参画し、自分の興味関心のある分野の関係者などと議論できる機会の創出など、市役所を活用した若者自身の育成事業的なものがあっても面白いのではないかと思うのです。
    広く市内の若者に門戸を開放し若者を育てる土壌作りをぜひ枚方市役所にも担ってもらいたいと考えますが、考えをお伺いします。
  • (総務部長)本市においても、将来の就職先として興味を持ってもらうだけでなく、若者の行政に対する理解を促し、その活力をまちづくりに生かすことを目的にインターンシップに取り組み、広く門戸を開放しています。
    また、より学生の受け入れを促進する観点で、各大学との協定に基づく受け入れに加え、本市としてのインターンシップに係る募集案内を市ホームページに掲載することにより、学生個人からの直接の申し出による受入れも可能とするとともに、受け入れ部署に対しても学生の成長や気づきの機会となるよう創意工夫を求めていくことなどを検討しており、官学連携の取り組みなど推進する部署とも連動しながら、若者の学びや育ちの場の充実を図っていく考えであります。
  • 今回、学生のまちづくりについて、前向きな答弁をいただきました。
    各高校・大学とは連携を強めていただき、枚方市内にある学校だからこその学びというものも展開いただきたいと思います。
    また市役所でのインターンシップはこれまでも行われてきたところですが、窓口が分かりにくいといったような声を市民の方からも頂いてきたところです。
    市役所の活性化にも繋がり、人材獲得にも寄与していくことですので、一歩踏み込んだ形で取り組んでいただくよう要望します。