まちづくりの基本方向について

平成26年第1回定例会(第2日) 開催日:2014.03.03

  •  次に、(4)戦略的な視点に立った都市経営について。

    市長は、市政運営方針で、「多くの方々から選ばれるまちとなるためには、市民ニーズをより的確に捉え」、「戦略的な視点を持って都市経営を進めなければなりません」と述べられていますが、市長は、市民ニーズをどうとらえておられるのでしょうか。施策評価などで現状の市民ニーズを把握しているのでしょうか。お尋ねします。

    また、市長の考えている戦略とはどういうことなのでしょうか。戦略的な視点に立ったならば、市政運営方針に掲げている各事業の連関性はあるのでしょうか。

    市長は、戦略的な視点を持って都市経営を進めていくために、より有効な施策選択をし、魅力的な施策を積極的に展開していくことが必要だと述べられています。有効な施策の選択をするためには、選択と集中を実現するシステムが必要であるとのことですが、この選択と集中を実現するシステムとはどういったことなのでしょうか。また、そのシステムはいつまでに構築するのでしょうか。お聞かせください。

  •  次に、戦略的な視点に立った都市経営について、お答えいたします。

    市民ニーズをより的確に把握するため、施策アンケートのほかに、ひらかた未来トークやまちづくりふれあいミーティングなどの市民との対話、またパブリックコメントや市長への提言、eモニター、携帯・スマホアンケートなどを通じて、幅広い市民の御意見、行政に対する御要望をお聞きしています。

    次に、戦略とは、こうした市民ニーズに的確に対応するため、また、市民満足度を向上させるために、より有効な施策をより効率的な手法で実施する方策をまとめることであり、こうした視点を持って市政運営方針に掲げた事業に取り組んでいくこととしたものでございます。

    次に、選択と集中を実現するシステムについてですが、行政改革実施プランでお示ししているとおり、総合計画を具体化する事業計画の実効性を高めるためには、社会情勢の変化、施策評価の結果、長期財政の見通し、新行政改革大綱などを踏まえ、各年度における重要施策と、それを実現するための事業を決定していかなければなりません。こうした新たな行政経営の仕組みが、選択と集中を実現するシステムでございます。今後、総合計画の策定に合わせて、その構築を進めてまいります。
    竹内 脩市長

  • 次に、戦略的な視点に立った都市経営について。

    竹内市長御自身の戦略をお聞きしたかったのですが、戦略についての一般的な御説明をありがとうございます。さて、施策の優先度を設定することが選択と集中であるとの御答弁でした。それならば、事業の必要性や優先度の見極めはどのように行うのでしょうか、総合計画とどのように整合させていくのでしょうか。お伺いいたします。

  •  まず、戦略的な視点に立った都市経営について、事業の必要性や優先度についてでありますが、総合計画は、将来の枚方を見据えた施策の目標や取り組み方向を定めるものであり、その総合計画のもとで、戦略的な視点を持って、市民ニーズの重要性、また行政課題の緊急性などを総合的に勘案して、事業の必要性や優先度を見極めてまいります。
    竹内 脩市長
  • まず、戦略的な視点に立った都市経営について。

    都市経営においては、必要性、優先度を見極めた上での施策展開を要望します。