枚方市総合福祉センター管理運営経費につきまして

平成25年決算特別委員会(第4日目) 開催日:2013.10.09

  • まず、枚方市総合福祉センター管理運営経費につきまして、質問させていただきます。

    決算概要説明書99ページにあります総合福祉センター管理運営経費ですが、8,775万2,499円が支出されております。同センターの平成24年度の延べ利用者数は、15万9,922人となっておりまして、利用証発行者数と講座参加者数等の人数を含めた実利用者数は、おおよそ2,600人と伺っております。

    平成24年予算特別委員会でも申し上げましたが、延べ利用者数と実利用者数とを比較しますと、同じ利用者が繰り返し利用されている状況にあると考えます。受益者負担の観点からも、利用者にも費用負担を求めていくべきで、過去の答弁では、今後構造改革アクションプランに基づき、耐震化を含めたリニューアル等の整備を行った上で、有料化に向けた取り組みを進めていくとのことでした。

    その後の状況について、お伺いします。

  • 総合福祉センターにつきましては、委員がお示しのとおり、延べ利用者数約16万人の方に御利用いただいており、リニューアルについては、高齢者の方を初め、多くの方が利用しやすい施設とするために、平成27年度当初のオープンに向けて、現在、工事に係る実施設計を行っているところでございます。

    有料化につきましては、実施設計の結果を踏まえ、他の有料施設の料金設定等を勘案しながら決定していきたいと考えております。
    乾口里美福祉総務課長

  • 生涯学習市民センターも有料化され、高齢者を初めとする多くの市民が利用されていますが、そもそも生涯学習市民センターと総合福祉センターは何が異なるのか、お伺いします。
  • 生涯学習市民センターは、幅広い市民の学習活動及び文化活動を支援すること等を目的に設置しております。

    一方、総合福祉センターは、老人福祉法に基づく福祉施設として位置付けされており、看護師等を配置した生活や健康に関する相談や機能訓練の実施など、高齢者の健康と福祉の増進を図ることを目的として設置しております。
    乾口里美福祉総務課長

  • 貸し室については、今後、施設利用料を検討されるとのことです。送迎バスの有料化については、これまで検討し、現状では困難であるとお伺いしておりますが、送迎バス自体の今後の方向性について、お伺いします。
  • 送迎バスにつきましては、今後も現行どおりの運用を考えております。ただし、現時点では想定できないような大きな社会情勢の変化や周辺環境の変化等があった場合は、検討することも必要と考えております。
    乾口里美福祉総務課長
  • 今、想定できないような大きな社会情勢の変化や周辺環境の変化等があった場合という答弁をいただきましたが、変化とはどういった場合か、具体的にお聞きしてみたいところではあります。

    三年一昔とも言われる昨今、変化が激しい現代にあって、今の御答弁では、非常に改善や改革といったものに対して受け身の姿勢を感じてしまいます。施設自体が有料になるのであれば、バスが無料で運行されている状況についても、バスの在り方自体も含めて見直しをしていく必要があるのではないでしょうか。

    なお、総合福祉センターの利用料金の設定に当たっては、施設の維持管理に要する経費に照らした適正な負担を求め、合理的な金額を設定されるよう要望しておきます。