除草について

  • 除草についてお伺いします。
    雑草については、温暖化の影響もあるのか近年繁殖力を増しており、草が伸びるスピードも早いように感じています。
    そこで、除草の中でも、緊急性のあるのは河川堤防上の道路際の草刈りだと思いますが現在、どのように取り組まれているのか、また、河川堤防の除草に関する苦情・要望件数はどれくらい寄せられているかお伺いします。
  • 「1.除草について」についてお答えします。
    河川堤防上の道路については、大阪府が管理している天野川、穂谷川、船橋川などの堤防の上に位置するため、占用許可を受けて道路を管理しています。
    許可条件の一つに、道路際1mの維持管理があり、年2回、業務委託により除草を行い維持管理に努めているところです。
    また、この部分での苦情・要望は昨年度14件、今年度は8月末時点で5件いただいており、その都度、現場確認を行い、管理区域外は河川管理者である大阪府に対応をお願いしておりますが、通行に支障がある等、応急的に対応が必要と判断した場合は、本市で草刈り等を実施しております。
  • 2回目の質問に移ります。
    除草について、市の方で、河川堤防上の道路を管理し道路際1mの除草を行っているのは理解できました。
    しかしながら、実際には管理延長も長く、部分的に管理が行き届いていない箇所があることから苦情が発生している事実があります。

    特に、夏から秋にかけて地域の方々から、「草や木の枝が道路側へ張り出してきている」、「草のツルがカーブミラーを覆って見えない」、「草が生い茂り交差点部の視界が悪く危険」という苦情をよく聞きます。
    職員さんからも、通勤の際、草を避けて歩いている、何とかなるものなら何とかしてほしいと感じている。とも聞きました。
    場所によっては、樹木でも車が通っているところだけ枝がなくなったりしているところもあり、通行する車両等にも傷が生じているのではないかなと思わされる箇所がいくつかありました。
    カーブミラーや標識にもかかっています。
    また、市内一円を見渡しても、全ての場所において業務委託方式で除草に関する苦情・要望をなくすのは財政面の問題など課題が多くあると考えており、今後、持続可能な維持管理の方法を考えて行く必要があるのではないかと思います。
    そこで、公民連携プラットホームに課題掲載することや、地域の方々の協力を得ることなども視野に入れ、今後の維持管理を行うべきと思いますが、見解を伺います。

  • (土木部長)議員ご指摘のとおり、現在の業務委託方式で除草に関する苦情・要望をなくすのは課題が多いと考えます。
    ご提案いただいた、公民連携プラットフォームへの課題掲載については、遅滞なく実施するとともに、地域の協力を求めることについては、現在、アダプトプログラムを活用し、市が管理する道路や公園、駅周辺などでのゴミ拾い、花の管理、植栽や除草をしていただいてる市民グループ、地元企業といった団体の方々に依頼することや、市ホームページなどSNSも活用した新たな団体の募集についても検討してまいります。
  • 課題認識いただいているとともに、積極的に取り組んでいただけること、公民連携プラットフォームについても遅れなく課題掲載するという力強い答弁をいただきました。
    今回、除草について取り上げましたが、市民の日々の生活に直結することであり、このことに取り組むことは市としての質を、格を高めることに繋がっていくものです。
    現状として手が行き届いていない、重要な課題と認識いただきたいと思います。
    もちろん、これまでやらなかった手法に取り組むにはさまざま課題もあると思いますが、従来の、役所に連絡を入れる、役所が部分的に対応する、このやり方では限界がきていると思います。
    今後、市が管理している施設においては、市としても財政上の問題、人員不足などの色々な課題のある中、その質を高めながら持続可能な維持管理、継続できる方法を取り入れていく必要があります。
    これからは現在のアダプト制度だけではなく、さらに公民連携についても積極的に活用し、地元へのアピールについて、地域の力を得られるようにさらに取り組みを進めて欲しいと要望しておきます。