体力向上の取り組みについて

令和元年9月定例月議会 開催日:2019.10.07

  • 次に、体力向上の取り組みについて、お伺いします。

    昨年度より、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」や「大阪府児童・生徒体力・運動能力調査」だけでなく、市独自で全児童・生徒を対象にした枚方市体力テストを実施されているとお聞きしました。

    その枚方市体力テストの実技調査において、どのような成果と課題が挙がったのか、見解をお聞かせください。

  • 次に、体力向上の取り組みについてお答えします。

    昨年度実施した枚方市体力テストでは、小学校においては50m走におけるスピード、中学校においては持久走等における全身持久力に関して成果が見られました。

    一方、小学校・中学校ともに反復横とびにおける敏捷性の低さが課題として挙げられました。

    今年度実施した枚方市体力テストでは、課題とされていた敏捷性が向上しており、各学校の体力向上担当者による取り組みの成果が見られました。

  • 本市体力テストにおける実技調査の成果と課題については分かりました。

    ただし、子どもたちの体力向上を図るためには、50m走などの種目の数値ばかりに目を向けるのではなく、「運動が好き」、「体育が楽しい」と感じることこそが大切であると考えます。

    大阪体育大学と連携しながら授業改善などに取り組んでいるとお聞きしていますが、児童・生徒がより体育や運動が楽しいと思えるためにはどのような取組があるのか、見解をお聞かせください。

  • 本市では一昨年度より、「体力向上研究モデル校」を指定し、体力向上に向けた取組の研究推進、成果の共有を図っております。

    そこでの取組の一つとして、運動を日常化するため、休み時間におけるペア学年での外遊びの奨励や、運動遊びの環境整備等を行っております。

    加えて、研究モデル校での公開研究授業や教職員研修において大阪体育大学から専門的な見地を持つ講師を招聘し、児童・生徒がより体育や運動が楽しいと思えるための授業づくりについて研究を深めております。

  • 子どもたちの体力を向上させるにあたっては、単純に特定の種目の数値を上昇させることのみに囚われず、主体的に運動を楽しもうとする姿勢を育んでいけるよう、授業改善や環境整備、研究モデル校における研究をさらに推進し、教育的効果をより発揮することができるよう要望いたします。