待機児童対策について

令和元年9月定例月議会 開催日:2019.10.07

  • 次に、②待機児童対策についてお伺いします。

    潜在的な待機児童の解消や、年度途中の転入者・育児休業明けの保護者のニーズに対応すべく「待機児童用保育室」の整備を進めると述べられています。

    この待機児童用保育室は、通年の待機児童ゼロにどのような効果があるのでしょうか、お伺いします。

  • (子育て事業課)次に、2.「重点的に取り組む施策と8つの分野」についてのうち、(1)「子育て環境の充実」について、② 待機児童対策についてお答えします。

    「待機児童用保育室」は、入所申込みをした保育所に入所できるまでの間、保育を行うことにより仕事と子育ての両立を支援するものです。

    年度当初に入所できなかった児童や、転入等の理由により、年度途中に入所を希望する児童を受け入れるために設置するもので、年度途中での保育需要にも対応できることから、通年での待機児童の解消に有効であると考えております。

  • 待機児童用保育室も活用しながら、年度途中からの保育需要にも対応し、通年の待機児童ゼロに向けて入所枠を確保していくということですが、入所枠拡大には、保育士の確保が欠かせないのは言うまでもありません。

    公約では、保育士等の人材不足が課題となる中で、子どもたちにより良い保育を提供し続けることができるよう処遇改善などによる人材確保に取り組むとされていました。

    他市では、すでにこのような市独自の処遇改善を実施している中で、保育の質の確保や本市独自の処遇改善をどのように考えておられるのか、お伺いします。

  • 待機児童対策を着実に進めていくためには、保育士確保が重要であると認識しています。

    保育士不足が全国的な課題となる中、新たに保育士を呼び込むための施策は、非常に有効であると考えますが、あわせて、今、働いている保育士が辞めずに働き続けられることも必要でると考えており、保育士が同じ保育所等で長く働き続けられることが、保育の質の向上にも繋がっていくと考えているため、離職防止や定着支援の取組みも同時に実施していきたいと考えております。

  • 入所枠を確実に拡大するという観点だけでなく、保育の質の向上を図るという観点からも、ひとつの保育所で長く働くことで得られる保育士の経験は、現場の良質な保育の提供につながるものであるため、今勤務している保育士を大切に、離職防止などにつながるような市独自の処遇改善を実施いただくよう要望しておきます。