12月定例月議会が始まりました

昨日から枚方市議会 12月定例月議会が始まりました。本会議・各派代表者会議・議会運営委員会がありました。
本会議の日程は12/6(火)から 12/20(火)までの15日間となっています。この日は報告事件に始まり、条例の制定改正や契約締結・指定管理者の指定や市道の廃止および認定・補正予算が審議されました。

枚方市市民会館の指定管理者の指定について議案質疑

岩本は、枚方市市民会館の指定管理者の指定について議案質疑しました。今まで、『1者だけの応募で競争性がないやん』と言ってきたところ、今回は市の方で条件を変えたために参入しやすくなったのか、4者が応募されました。

それで、新しい取り組みをしたいと提案された株式会社ケイミックス(今までは株式会社JTBコミュニケーションデザインさん)に変わるというものです。これまで、民間と民間で複数で取り合いになった事例はなかったので、どういった工夫があったのか、また他の施設の指定管理においても、同じように条件緩和やPRにより、応募者を増やして競争性を確保すべしという意味合いで質疑しました。

市民会館については、施設が老朽化している中で、また新しい総合文化施設の話も進む中で、来春からどのようにサービスが改善されていくのか、また新しい取り組みにより利用率が上がっていくのか、期待をしながら見ていきたいと思っています。

引き続き、一般質問の準備が始まります。これは別で報告します。

質問(岩本)

今年の3月定例月議会の代表質問で、指定管理者制度における競争性の確保について質問させていただき、「過去に応募が1者だったものについては、特に検証をしっかりと行い、仕様全般、再委託の規定のあり方などについての検討、市民サービス向上、効果的・効率的な管理運営という指定管理者制度本来の趣旨を踏まえた運用を行っていくこと」を要望させていただきました。

本定例月議会には、この市民会館をはじめ、3つの公の施設の指定管理者の指定について議案が提出されていますが、複数の事業者による選定が行われたのは、本施設のみになっています。

この市民会館における過去の指定管理者の選定でも、前回選定時には、1者しか応募団体がなく、いわゆる「特定」と同様の状況であったとお伺いしていますが、今回の市民会館の指定管理者募集では、多くの事業者の応募があったということです。市として何かしらの対応策は行なったのか、お伺いします。

答弁(産業文化部長)

市民会館の指定管理者募集に関し、他市等で実績のある事業者等に対する導入可能性調査を実施する中で、これまで本施設の指定管理者業務が、業務の範囲を施設管理に特化していたことから、事業者が持つアイデア・ノウハウを活かせる部分がなく魅力が乏しいとの意見等がありました。

これらの意見等を踏まえ、今回の公募に関しては、事業者が得意とする分野で提案ができるよう新たに本館での自主事業・提案事業を設定するなど募集要項・仕様書等を見直したこと、また全国公募サイトへ掲載するなど、より多くの事業者に応募してもらえるよう努めた結果、応募団体数が4者に増加したものと考えています。

意見(岩本)

指定管理者選定における競争性の確保は、市として積極的に取り組むべき課題であり、今回議案を提出されている指定管理者の議案のうち本施設に限っては、そうした取り組みが見られ、評価できると考えます。来年度以降も多くの施設で指定管理者の選定が行われます。競争性の確保を図るため、市民会館と同様しっかりと検証を行っていただくよう要望させていただきます。

今回、指定管理者が交代することによって、新たなサービスが期待できる半面、この間、現管理者が積み上げてきたノウハウがうまく継承されるかといった部分では、一定不安に感じる部分もあります。今後のこともありますので、
行政として、指定管理者間の業務引継ぎをうまくコントロール・支援いただき、最も重要な市民サービスに影響がでないよう要望します。