学校での健康診断について

平成25年第4回定例会(第3日) 開催日:2013.12.13

  • 小・中学校では、学校保健安全法の定めにより、毎年、児童、生徒の健康診断を実施されているとのことですが、市内の児童、生徒の平均身長や体重は算出していないとのことです。子どもたちの健康を高める取り組みの在り方を考えるときに、まず現状の分析が必要と考えます。参考とするための基礎的なデータはあった方が望ましいのではないかと考えますが、見解を伺います。
  •  次に、3.学校での健康診断について、お答えいたします。

    学校での健康診断時の体重及び身長の測定は、個々の児童、生徒に対しての保健指導に生かすために行っているもので、その平均値につきましては、文部科学省学校保健統計調査による全国の平均値等を参考としております。

    今後、より一層学校保健の取り組みを充実させるための基礎資料として、健康診断の統計の整備について、市内平均値の算出なども検討してまいります。
    石田義明教育委員会事務局学校教育部長

  • 次に、学校での健康診断について、お伺いします。

    健康診断は、実施後に医療機関での治療や生活指導につなげてこそ意味を持つものと考えます。特に気になるのは、歯科検診の後、虫歯を治療し、予防するための指導の在り方についてです。虫歯に関しては、早期治療と予防が非常に大切ですが、どのように指導されているのか、お伺いします。

  • 歯科検診の後、所見のある児童、生徒の保護者に対して医療機関を受診するよう通知しており、未受診者に対しては個別に受診勧告も行っております。

    虫歯を予防するための取り組みといたしましては、歯科衛生士によるブラッシング指導を年に一、二回、全小学校で実施しております。また、保健だよりによる家庭向けの歯磨きの奨励や児童、生徒への呼びかけ、また、保健委員会によるポスター掲示や朝会などでの呼びかけ等を行っております。
    石田義明教育委員会事務局学校教育部長

  • ブラッシング指導などをされているのはわかりましたが、年に一度か二度の実施では、生活習慣としての歯磨きの定着を促すのは難しいと考えます。これについては、指導の質も大切ですが、量も大事と考えております。学校によって、毎日の食後の歯磨き指導などをされている学校もあると聞いています。回数を増やし指導を行うことで、歯の健康を守る生活習慣が子どもたちに身に付くと考えますので、このような取り組みをぜひ充実していただきたいと要望しておきます。