学校の誘致について

令和2年9月定例月議会 開催日:2020.9.16

  • 学校の誘致について、お伺いします。
    本市は5つの大学があり、多くの学生が学ぶ大学のまちだと認識しています。
    大学が集うことで大学の知的資源をまちづくりに生かすことができ、また学生のまちづくりへの参画による、まちの活性化にもつながります。
    さて先日、立命館大学の2つの学部が令和6年4月に大阪に移転するとの発表がありました。
    全国的にも郊外から交通の便の良いところへのキャンパス移転など、大学立地について動きが見られる中、大学のまちという枚方のブランドをさらに強めていくという視点も含めて、積極的な誘致などの動きを行っていくべきではないかと考えますが、まずは、まちづくりについての大学や大学生に対する市の認識について伺います。
  • 【総合教育部長】学校の誘致について、お答えします。
    本市では、総合計画において「地域資源を生かし、人々の交流が盛んなまち」を施策目標に掲げ、産学公の連携や学生のまちづくりへの参画を図ることなどを取り組みの方向として定め、その具体化と致しましては、「学園都市ひらかた推進協議会」での連携した取り組みや、各施策における大学生との協働などを行っているところです。
    大学生をはじめとした若者の皆さんが学業に加えて本市での様々な活動に携わられることが、魅力と活力のあるまちにつながるとともに、本市に対する愛着にもつながっていくと考えており、今後も大学生をはじめとした若者の皆さんがいきいきと活躍できるまちづくりを進めることが重要であると考えております。
  • 大学生に限らず、小中学生、高校生が数多く集い、まなび、支えあうまちというのは、大変活気にあふれ、魅力のあるまちだと思います。
    本市には大学に限らず、小中学校、高校、専門学校と、様々な学校があり、学業のみならず、多様な活動をされています。市内の高校では、枚方市のまちの課題を議論したり、SDGsについて行政とともに考えたりと、まちづくりに関する活動もされているということで、このようなことは、子どもたちのまちへの愛着にもつながっていくように思います。
    様々な年代の子どもたち・若者が集まり、活動するまちというのは、私たち大人にとっても大変魅力のあるまちの姿であり、このようなところを枚方市のまちの特色・ブランドとして掲げていくことを検討してはどうかと考えますが、見解を伺います。
    あわせて、学校の誘致についての考え方もお伺いします。
  • 【総合政策部長】多くの子どもたち・若者が集まり輝くまちというのは、本市の目指すまちのすがたとも一致する方向であり、学校の誘致が実現されれば、さらにこの目指すまちのすがたにも近づくものと認識しております。
    このようなまちに近づくための方策として考えられるブランディングやイメージの発信などに向けては、既存資源の活用や公民連携プラットフォームでの課題提起を含め、様々な角度から検討していきたいと考えております。
  • 本市は、京都と大阪に近く、交通の便もそこそこであることから、地の利については大変優位性があると考えます。
    また、大阪国際大学や関西外国語大学の跡地もあり、大学だけに限らず様々な学校を視野に誘致をしながら、学園都市というものの視野を広げていっていただきたいと思います。
    大学跡地の活用についてはこれまで民間活力での活用で、との議論を展開されておられます。
    この考え方を否定するものではありませんが、教育や福祉などでの活用、少し幅を拡げての可能性も見ていくべきです。
    本市の目指す方向性に加え、大学をはじめとした各教育機関の動向などを踏まえつつ、もし枚方市での学校園の開設の動きが見られるような場面があるならば、積極的な誘致を目指し、規制緩和や補助などを積極的に検討していただきたいと要望しておきます。