コミュニティ・スクールの推進について(議案第140号 枚方市報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について)

平成31年3月定例月議会 開催日:2019.03.05

  • 議案第140号 枚方市報酬および費用弁償に関する条例の一部改正について伺います。

    今回の条例改正で、学校運営協議会の委員報酬が定められることとなりますが、これは学校に学校運営協議会を設置する、つまりコミュニティ・スクールへの動きとなるものです。

    我が会派では、この間、コミュニティ・スクールの推進について、要望等してきましたが、条例の一部改正を行い、制度化して取り組みを推進していくことで、「地域とともにある学校づくり」へ一歩前進するものと認識しております。

    さて、学校と家庭、地域が連携・協働し、子どもたちのための取り組みを推進していただきたいのですが、地域の実情はそれぞれ異なることから、各校の取り組みに温度差が出てくることが心配されます。

    教育委員会では、今年度実施の5校の取り組みをどう評価されているのでしょうか。また、今後実施する各校の取り組みを充実させるために、どのような取り組みを検討しているか、併せて、お伺いします。

  • 昨年の大阪北部地震の影響もあり、協議会の開催が、実質的に9月以降となりましたが、本年度実施の5校では、「学習活動の支援に係る地域人材の確保」「学校図書館環境の改善」、また、「家庭学習の定着」、「ゲームの影響やSNSの問題」などの課題等について協議・活動され、各学校の課題解決の取り組みにつながったと考えております。

    今後、実施校の拡充に向け、5校の実践を発信する場として、2019年2月20日に枚方市コミュニティ連絡協議会と共催による「枚方市におけるコミュニティ・スクール合同説明会」を実施いたしました。

    次年度は、保護者や地域の方々が参画し、主体性をもって活動するコミュニティ・スクールにより、特色を活かした学校づくりが一層推進できるよう、実施校の実践発表・意見交流や、全国的な状況の共有等を目的とした研修会を実施したいと考えております。

  • 5校では、各学校の課題解決に向けた取り組みが行われていたことは一定理解しました。

    保護者や地域住民、地域の人々はさまざまな考えや認識をもっておられます。

    今後、そうした方々に学校運営に関わっていただく中では、学校・地域の課題を双方が共有し、共通の目標・ビジョンをもつことが重要であり、文科省の推進資料にもありましたが、『熟議』を重ねていくことが重要と考えます。

    そして、あくまでも子供達のための取り組みであるという共通認識のもと、それぞれの地域性・自主性を生かしつつの展開いただくことを要望しておきます。