枚方市のにぎわいづくりについて

2018年12月定例月議会  開催日:2018.12.17

  • さらなる賑わいの創出を図るため、観光施策では民間活力も活用しながら戦略的に進める方針を掲げ、取り組まれています。

    施策を推進するうえでは観光調査を実施し、マーケティング手法を取り入れた観光地域づくりを目指すとされていましたが、本市の観光に関するデータについて具体的にどのような結果が得られているのか、また、その結果から、課題はどのように認識しているのかお伺いします。

  • 観光に関するデータの収集については、現在取り組み中で、市内2ヵ所の商業施設においての調査やインバウンド関係として関西外国語大学にご協力いただき留学生アンケートを実施しているところです。

    他の方法で収集したデータ結果によると、枚方パークでは複数人で来園されている方が大半で、その移動手段は公共交通機関が半数程度、また、枚方市外からの来園はおおよそ75%程度となっており、多くの方が市外から来られていることが把握できています。

    今後、他のデータとの検証も行い、公民連携で課題の共有や取り組むべき方向の議論を行いたいと考えております。

  • 今後もデータの収集と検証をしっかりと行っていただきたいと思います。

    現時点でのデータから読み取れるのは、多くの方が市外から本市に来ているということです。

    今後は本市に何が欠けていて、何をしなければいけないのか、本市に来る人が何を求めて来ているのか、という検証が必要だと考えます。

    「行きたいな」と思えるにぎわいづくりが必要だということです。

    私は、本市において定住人口に比べ交流人口はまだまだ伸び代があると考えているのですが、市として「にぎわいづくり」をどういった定義で考えておられるのかお伺いします。

  • 「にぎわいづくり」の定義につきましては、狭義には人が集まるイベント開催などを指す場合もありますが、本年3月に策定いたしました「観光施策に関する考え方」にも掲げております「枚方市の魅力向上」「交流人口の増加」「経済活性化」の3つの柱に繋がる取り組みが「にぎわいづくり」であると考えております。

    引き続き、集客イベントの開催などに加え、様々なデータの収集と検証を行いながら、交流人口の増加などに向けた取り組みを進めてまいります。

  • 枚方市の賑わいづくりは、単純にイベント開催を指すだけでなく、「枚方市の魅力向上」「交流人口の増加」「経済活性化」の3つにつながることと確認できました。

    枚方市の持つ地域資源・歴史的資源・人的資源あらゆるものを組み合わせ、にぎわい、交流人口の増加に繋げて言っていただきたいと思います。

    日本政策投資銀行では賑わいづくりの一つの手段として「スマート・べニュー」構想を提唱しています。

    街なかにスタジアム・アリーナを建設、そのスタジアム・アリーナが集客力の核となってにぎわいを生むというものです。

    新潟県長岡市のアオーレ長岡もこの多機能化等スマートベニューの要素を備えたアリーナとされます。

    この構想では、スタジアム・アリーナは市街地中心部に近いまちなかに設置され、機能も多様化、公共施設だけでなく民間のショッピングやエンタメの機能も入れたものを提案されています。

    枚方市という、近畿圏で中心に位置する自治体ならばこうした施設は、スポーツ観戦だけでなくコンサートや物産展など交流拠点となることも期待できます。

    にぎわいを創出していく、ということであれば、このまち枚方だからこそできる取り組み、柔軟な発想でご検討いただきたいと要望しておきます。