動物愛護について

平成29年12月定例月議会 開催日:2017.12.06

  • 動物愛護についておうかがいします。枚方市の猫について、飼育頭数と苦情件数を教えてください。

  • 猫は犬と異なり、登録制度が無いため、猫の飼育頭数は把握しておりません。保健衛生課によせられる猫に関する苦情は、年間約400件あります。

  • 猫の苦情については、年間約400件もあるということでした。こうした背景には、猫の飼育方法が関係すると思いますが、本市の猫の飼育に関する考え方や方向性を教えてください。

  • 猫を屋外に出すと、糞尿によって他の住民の迷惑になるだけでなく、猫自身が感染症や交通事故の危険にさらされることになるため、猫の飼育者に対しては、室内飼育を勧めています。

  • 猫に関する問題として、捨て猫、つまり遺棄があると思いますが、猫の遺棄は本市でもあるのでしょうか。

    また、猫以外の動物の遺棄に関してはいかがでしょうが。さらに、遺棄に関する本市としての取り組みについて教えてください。

  • 猫の遺棄は本市でもあります。

    遺棄が疑われる場合は、警察と状況を確認いたします。

    本市は犬猫の飼育に関して動物の愛護及び管理に関する法律を所管しており、犬猫以外の、鳥類、は虫類、外来種などの動物は大阪府が所管しております。

    遺棄を減らすための取り組みについては、市民に対して動物を最後まで責任を持って飼育するという終生飼養を啓発しています。

    今年度は小学4年生を対象に啓発パンフレットを配布しました。

  • 平成24年に改正された動物愛護法上、愛護動物の遺棄は犯罪であり、罰金の対象にもなります。こうしたことについて、チラシやポスターは作っているものの、まだまだ行政として周知しきれていないと思います。

    小学4年生を対象に啓発パンフレットを配布したということでしたが、何人かの保護者に聞いてみましたが、子供の方は認識があるものの、配られただけという認識であったり、保護者は全く知らない、といった形でバラつきのあるものでした。

    ツールはあるのですから、様々な機会をとらえて、また協力して周知していく必要があると思います。

    動物の遺棄を減らし、動物と共生する社会を実現するためには、動物の適正飼養、終生飼養をするという基本的な考えを市全体、市民の中で共有する必要があると思います。

    市民の意識を高めるために、自治会、コミュニティーや教育委員会などと連携、協力して、動物愛護事業に取り組みを進めていただきたいと思います。

    また現在、動物愛護については、一般財源を使っているとのことですが、本年設立されました動物愛護基金について、寄付金を動物愛護啓発の拡充にあてていただきたい。

    こうした財源を活用して、地域への啓発活動や、教育委員会と連携した動物愛護に関する教育について取り組みを進めていただきたいと要望しまして、質疑を終わります。