牧野高槻線の整備について

平成29年12月定例月議会 開催日:2017.12.06

  • 牧野高槻線の整備効果と周辺地域への影響についてお聞きします。

  • 牧野高槻線の整備効果につきましては、市内南西部の渋滞緩和や災害時における近隣市との連携、交流機会の拡大などが期待されます。

    周辺地域への影響につきましては、平成25年度に本市が実施しました淀川渡河橋の検討におきまして、牧野高槻線に接続する府道京都守口線の接続部から北側は、府公社牧野団地付近までの区間の交通量が増加すると予測しており、府道京都守口線の接続部付近では、約2万台から約2万6千台に増加すると予測しています。

    土木部

  • 牧野高槻線の整備に伴う影響として、府道京都守口線の接続部から北側の府公社牧野団地付近までの交通量が増加、接続部付近では2万台から2万6千台に増加するとの予測でした。

    その対策として、具体的にはどのようなことを行うのかお聞きします。

  • 現在、大阪府において交通量の将来推計が進められており、今後はその結果に基づき、必要な検討が行われると聞いております。

    本市としましても大阪府と連携・協力した取り組みを進めていく考えです。

    土木部

  • 平成25年度に本市において実施された淀川渡河橋の検討では、牧野高槻線とそれに接続される府道京都守口線の交通量について記載されているものの、牧野高槻線を利用する車両が、府道京都守口線を抜けた後、本市域をどのように流れるのかが示されていません。

    現在、大阪府において交通量の将来推計が進められているとのご答弁でしたが、どのような検討が進められているのかお聞きします。

  • 大阪府において進められている交通量の将来推計については、大阪市北東部や、茨木市、京都市南西部、生駒市等を含む広域的な範囲で調査が進められていると聞いております。

    土木部

  • 牧野高槻線が整備されれば、枚方・高槻間の移動だけでなく、様々な地域からの車両が流入し、交通量が増加すると考えます。

    府道京都守口線については、牧野高槻線から北側の交通量が増加すると予測されていますので、特に府道枚方高槻線の牧野駅周辺は、国道1号や第二京阪道路を行き来する車両等により交通量が増加するのではないかと思います。

    それに伴って、現在未整備区間となっている楠葉中宮線の整備の必要性も増大するのではないかとも考えます。

    現在、大阪府において、広域的な交通量の将来推計の検討が進められているとのことですが、開通後の渋滞状況を見て対策を検討するのではなく、開通後の影響を最小限に抑えるため、5年、10年後を見据え、今から大阪府と状況を共有し、市としての中長期的な展望を持ちつつ、具体的な対策を講じていくことが重要と考えますが、市の見解を伺います。

  • 牧野高槻線の整備による府道枚方高槻線等への影響については、大阪府が実施している交通量の将来推計の結果を共有した上で、広域的に必要な対策について府と連携した取り組みを進めていく考えです。

    土木部

  • 先ほど、牧野駅周辺で渋滞が発生するのではないかと申し上げました。現状でも、牧野駅の踏切は開かずの踏切になって、慢性的に渋滞になっています。

    牧野高槻線の開通により、さらに渋滞が酷くなると考えます。連続立体交差事業は、現在、枚方市駅から大阪側で実施していますが、どのような経過で京都側でなく、大阪側で事業を実施されたのか。

    また、牧野高槻線の開通に伴う牧野駅の踏切の渋滞解消に向けた対策の一つとして、連続立体交差は考えられないか、お伺いします。

  • 現在、実施しております連続立体交差事業は、“開かずの踏切”が連続する枚方市駅の大阪側において、平成17年度から大阪府により国費調査が実施されました。

    そうしたなか、平成18年度には、車の通行量に加えて、歩行者数も勘案するよう採択基準が緩和され、事業化に向けて進められてきたものでございます。

    連続立体交差事業につきましては、踏切による交通渋滞や踏切事故の解消など、まちの安全性や快適性の向上などに寄与する事業と考えております。

    京都側においても採択基準に合致すると思われ必要性は認識していますが、本事業は多額の財源を要することから、まずは現在、大阪側について平成40年度末事業完了をめざして鋭意取り組んで参りたいと考えております。

    都市整備部

  • 今回、牧野高槻線の整備に伴う影響とその対策について確認をしてきました。

    繰り返しになりますが、開通後の影響を最小限に抑えるために、開通後の渋滞状況から対策を検討するのではなく、5年~10年後を見据え、今から大阪府と状況を共有し、市としての中長期的な展望を持ちつつ、具体的な対策を講じていっていただきますよう、要望しておきます。