勤労市民会について

平成24年予算特別委員会(第2日目) 開催日:2012.03.15

  • さて、話は変わりまして、勤労市民会について、お伺いします。

    予算の概要の14ページ、勤労市民会活動の経費について、お伺いします。

    枚方市勤労市民会への運営補助として1,109万7,000円の補助金が計上されていますが、勤労市民会の業務内容等について、お聞かせください。

  • 勤労市民会について、お答えいたします。

    勤労市民会事業は、市内の中小企業や商店で働く従業員を対象に、個々の事業所では行うことが困難な共済給付事業や福利厚生事業などを実施し、勤労者の福祉向上を図ることを目的に、市が事業の運営補助などを行い、全面的にサポートしている勤労者の福祉共済制度でございます。

    加入資格は、市内で事業を営む、従業員がおおむね300人以下の事業所の事業主及びその従業員、パートも含みまして、会費は月1人当たり400円、入会金1人当たり100円でございます。主な事業は、結婚、出産等の祝い金、傷病見舞金、弔慰金等の共済金給付金事業や、バスツアー、宿泊補助、生活習慣病検診受診補助等の福利厚生事業、生活資金貸付事業等で、会員数は、平成24年3月1日現在で154事業所、1,791名となっております。

    今後も、勤労者、中小企業主の福利厚生面をサポートするために、市として勤労市民会を支援してまいります。
    清水義徳市民活動課長

  • 民間でも、類似形態の会社が数多くあることから、市として補助金を出す以上、費用対効果がしっかり上がるような指導を要望してきます。

    次に、予算の概要20ページの「エコ」工場化支援事業について、お尋ねいたします。

    平成24年度は500万円が計上されていますが、「エコ」工場化支援事業とはどんなもので、これまでの実績はどれぐらいあるのか、お尋ねいたします。

  • 「エコ」工場化支援事業は、本市の独自事業として、LED照明や太陽光発電システムを導入するものづくり企業に奨励金を交付することで、環境保全の意識啓発と地球温暖化対策を進めることを目的に、平成22年度から取り組んでおります。

    実績としましては、平成22年度にはLED照明3件、太陽光発電システム1件に、総額238万7,000円を交付し、平成23年には、3月1日現在で、LED照明1件、太陽光発電システム1件に、総額283万5,000円を交付しております。
    米倉仁美産業振興課長

  • 500万円の予算に対し、半分程度の利用しかないようですが、エコ工場化を促進するのが目的なら、見直しを行うべきではないでしょうか。操業環境も厳しい中、出てくるかどうかわからない申請を待つのなら、対象をLED照明や太陽光発電システムに限定せず、エコを促進するアイデアを民間に提案してもらう方式にできないのでしょうか、考えをお聞かせください。
  • 平成22年度の制度構築に当たっては、市内7つの企業団地への聞き取りを初め、ニーズの把握や導入可能な省エネルギー機器として、基準が明確である品目についての専門家の意見も反映させてきました。しかし、その後、長引く景気の低迷や、東日本大震災、円高などの影響により、多くの企業で積極的に設備投資を進めることができなくなったという背景が、本制度を大きく普及させることができなかった要因の一つであると考えております。

    今後は、引き続き制度のPRに努めるとともに、事業者や専門家の意見もお聞きしながら、制度の在り方についての検討も行ってまいります。
    米倉仁美産業振興課長

  • 制度の在り方について、検討を行うとの御答弁をいただきました。

    本当の意味でエコ工場化を促進したいのであれば、奨励金を太陽光発電システム、LED照明に限定せず、幅広く検討する必要があると思いますし、現状のままだと本当に必要なのか、疑問に思う点もあります。ゼロベースで見直しをいただき、実効性のある事業にしていただくよう要望いたします。