枚方市立中央図書館にてRPAの視察

遅くなりましたが昨月、枚方市立中央図書館で新規導入されたRPAを視察してきましたのでご報告。

RPAとは、(Robotic Process Automation ロボティック・プロセス・オートメーション)の略で、人手による定型的なパソコン操作を記憶し、自動的に処理を行うソフトウェアのことを指します。特にデータ量が多く、汎用的で反復処理の多い作業に適性があるとされます。

通常、図書館での図書発注については、在庫→調査・確認など→発注という流れを経ていきます。この流れのうち、選書等のプロセスは非定形業務のため、職員が従事する必要があります。一方で手作業で行っていた部分、「書籍の在庫確認・発注作業」をRPA導入により自動化することで、これまで2~3時間程度かかっていた業務を約30~40分程度まで短縮できたとのこと。
またこの間、職員はパソコンの画面を注視することなく、別の作業も行えます。(ちなみに、使っていたのはNTTデータ社のWinactorというツールです。)

導入は今春(平成31年度)よりということでしたが、(導入当初こそ設定が手間だったようですが)大きなトラブルもなく運用できているようです。ある職員の方がボソッと『もう、昔には戻れないですね。』とつぶやかれていたのが印象的でした。

RPAを含む、新技術の活用については昨年の9月でも一般質問で取り上げたところです。

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民間でも活用されている、”新技術”を市役所業務で導入することで、経費節減や職員の業務負担軽減につながるとともに、結果として行政サービス向上につなげていける、というのが私の思いです。今後もRPAに限らず、様々な技術革新の流れを行政サービス向上・改革に繋げていけるよう、勉強も続けていきます。
視察させていただきありがとうございました。