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GWはいかがお過ごしでしょうか。

私は家族がいないこともあって、断続的にJC活動、自分のチラシ配りなど行いながら、ゴールデンウイークらしからぬ日々です。

美術館と総合文化施設の建設にかかる全員協議会

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さて、4月28日は美術館と総合文化施設の建設にかかる全員協議会でした。全員協議会には傍聴が満席に近い状態となり、テレビも取材に入るなど、注目度も高いものでした。

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市としての判断については、伏見市長が公約に掲げていたことであり、私岩本としても、運営費をはじめとするさまざまな問題あると考えていることから、”この方向性で”と思うところです。

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一方で市の進め方については・・市長は変わっても別の意味で問題があると感じるところあり、また整理をしておかないといけない点も多々あったように思い、その観点から質問しました。

未来に責任・大阪維新の会の会派メンバーにも全面的に力をお借りしながら全員協議会に臨みました。(ありがとうございました。)

(一番言いたいことを最終意見に入れてますのでまず抜粋します)全文は追って岩本のサイト内(http://www.ganpon.net/)にもアップしますが質疑の概要(あくまでも概要)については最終意見の下↓に入れています。

最終意見

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ほかの方の答弁でも、市民の妨害があって進まないというような話になっておりましたが、そこはもともとの行政側の進め方に問題があったと思います。
 
資料においては、2Pに『計画段階から市議会や市民等の意見を集約していくことが大切でありました』とあるわけですから、行政としてもプロセスについて課題があったことは認識していると思いますし、妨害というようなとらえ方はすべきではないと思います。
 
以降の進め方に関しても、先ほど真摯に対応すると答弁ありましたが、市長就任後の進め方においては、なかなかそういった姿勢が感じられません。
 
今後については、いまだ不十分であると思われる、議会・市民との情報共有・情報発信を徹底していただき、しっかりと進めていただくことを強く要望いたします。
 
そして、今回の美術館だけでなく、今後の市政に取り組むにあたり、議会に対しての説明や真摯な対応、市民への周知など、十分に配慮してなされることを強く強く要望し、私の質疑を終了させていただきます。

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★★質問要旨★★

Q1

美術館の整備にあたり、二度の議決。
議会の中でも賛否あったが、賛成反対を別にしても、議決したことに対して事業が実行されていないのは不履行といえる状況。
 
議会軽視ともいえるのでは。謝罪の一言があってもよいと考えますが、見解は。

A1

(市長)議会において2度にわたる議決をいただきながらも、1年以上にわたり工事着手ができなかったことに遺憾。
 
市長就任後、状況を解決すべく懸命に取り組んできたが、寄附による美術館整備については結果として実現困難と判断した。
 
寄附者に対しては市文化行政への熱い思いや多額の寄附の申し出をいただいたことに改めて敬意。2度の議決をいただいた市議会や、賛成された多くの市民の皆様に、行政として十分にお答えできなかったことに、申し訳なく思っている。

Q2

今後、議決した案件について条例の廃止など、どう法的に整理されるか。議決を覆す判断となるが、この点に対する法的な観点からの見解も。

A2

(産業文化部長)今回の美術館を建設して、収受することは、負担附寄附から、地方自治法第96条第1項第9号の規定で市議会の議決をいただいた。
 
3月17日に寄附者に示した見解は、寄附者の美術館建設が進まない中で、美術館の建物寄附を受けることが困難というものであり、これをもって市の方から負担附寄附を解除したものではない、このような考えを伝えるに際しては、市議会の議決は要しない。
 
このことから、寄附者との間の負担付寄附を解除するについても、市議会の議決は必要でないもの、市議会に対しては十分な説明を行う。

Q3

美術館と併せて寄附を受ける予定であった美術品は、寄附いただくのか。

A3

(産業文化部長)美術工芸品は市に寄託いただいているが、市の判断に伴い、今後、寄附者の意向を確認対応していく。

Q4

次に、香里ケ丘中央公園には現在もフェンスが設置されたままであり、公園の一部が利用できない状況。
 
また、南部生涯学習市民センターと市役所別館には、模型やイメージパースが展示されたまま。美術館準備ニュースが配架されたままになっていたとも聞いた。
 
市長就任後、1月の全員協議会で、美術館を整備しない方針を示したのであれば、一旦撤去など何らかの対応をすべきだったのでは。

A4

(産業文化部長)模型やイメージパースについては、市の判断を踏まえ、あらためて寄附者と協議、適切な時期に対処していく。
 
(土木部長)公園のフェンスは、公園施設設置許可に基づき、寄附者が設置している。方向性が整理できた段階で、適切に対処する予定。
 
あらためて寄附者と協議し、適切な時期に対処していく。

Q5

市民に誤解や混乱を招くことのないよう、発信を含めて対応をしっかり行っていただきたい。さて寄附者は今回の市の申し入れを、どう受け止めておられるか。相当な費用を負担されていると聞いてますが、損害賠償の話は出ていないのでしょうか。

A5

(産業文化部長)寄附者の反応については、市の判断であればやむをえないが誠に残念であるとの受けとめをされたものと認識。
 
その際、寄附者から、これまでの準備に要した経費の取り扱いのお尋ねがあり、確認する趣旨の文書が4月25日付で届いたので、市として3月17日同様、任意での取り扱いは困難である旨の回答をさせていただいた。寄附者から損害賠償請求は、現時点において、ない。

Q6

損害賠償があった場合の責任の所在はどう考えている。

A6

(産業文化部長)損害賠償請求の場合は、顧問弁護士とも相談し、適切に対応する必要があるものと考えています。

Q7

今回の方向転換について、1月の全員協議会で出された意見を反映するために、寄附者とどれだけ協議を重ねられたのでしょうか。寄附者の理解を得るために、どのような交渉をしてきたか、また市民に対しては説明を行ってきたのか。

A7

(産業文化部長)
1月の全員協議会以降も寄付者とは、全員協議会でいただいた主なご意見について報告し協議してきた。また全員協議会終了後、地元4校区コミュニティ協議会会長と面談、内容の報告を行った。

Q8

今後、美術館を整備しないことに伴い、総合文化施設の付帯民間施設として何を整備するのか。
 
付帯民間施設には枚方市駅周辺エリアの賑わいの創出と魅力向上を期待していたが、11月には、整備費高騰に伴う見直しで、250㎡程度に縮小すると説明があった。
 
250㎡程度の付帯民間施設では、賑わいの創出など期待できないのではないか。付帯民間施設を無くして、更なるコスト削減を図るべきでは。

A8

(産業文化部長)付帯民間施設は、枚方市駅周辺エリアの賑わいの創出と魅力向上に資するものとして、現在内容の検討を行っている。内容が整理できた段階で市議会にお示しし、ご意見をお伺いしたい。
 
意見:繰り返しになりますが、付帯民間施設は当初規模の前提も踏まえ、無くすことも含め、検討をお願いする。

Q9

前回も確認したことだが、この全員協議会の位置づけについて。市の方針として決まったことについて理解を求めるだけの 一方的なものでは、まったく開催する意味がない。議員から出された意見について、今後市として、どう反映されるのか。

A9

(産業文化部長)1月の全員協議会で、寄附者との協議の進捗状況を報告し、協議会での意見も踏まえて総合的に検討した結果、寄附による美術館整備を進めることは困難であると判断したもの。
 
今回の協議会では、この度の市の判断についてご報告させていただいた。合わせて市議会のご意見をお伺いし、真摯に対応していく。

最終意見

最後に。ほかの方の答弁でも、市民の妨害があって進まないというような話になっておりましたが、そこはもともとの行政側の進め方に問題があったと思います。資料においては、2Pに『計画段階から市議会や市民等の意見を集約していくことが大切でありました』とあるわけですから、行政としてもプロセスについて課題があったことは認識していると思いますし、妨害というようなとらえ方はすべきではないと思います。
 
以降の進め方に関しても、先ほど真摯に対応すると答弁ありましたが、市長就任後の進め方においては、なかなかそういった姿勢が感じられません。今後については、いまだ不十分であると思われる、議会・市民との情報共有・情報発信を徹底していただき、しっかりと進めていただくことを強く要望いたします。
 
そして、今回の美術館だけでなく、今後の市政に取り組むにあたり、議会に対しての説明や真摯な対応、市民への周知など、十分に配慮してなされることを強く強く要望し、私の質疑を終了させていただきます。