水道料金の基本料金減免について

令和2年6月定例月議会

  • 今回、水道料金の基本料金減免をされるにあたり、総額で2億7,400万円が計上されていますが、減免を受けられる対象と件数、そして1件当たりの減免額をお尋ねします。
  • 今回の減免につきましては、全ての給水契約者を対象としており、その数は約18万件でございます。
    また、1件当たりの減免額につきましては、基本料金2か月分として、税込みで1,522円となります。
  • 減免額は、1件当たり1,522円ということです。
    この金額については、家庭によってもとらえ方が違うと思いますが、使用水量が比較的多い家庭では、せっかくの減免が見過ごされてしまうことも考えられます。
    今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市民のみなさまのために施策を実施するのであれば、枚方市としての施策への思いやその内容をしっかり伝えていくべきです。
    そこで、市民にはどのように周知されるのか伺います。
  • 周知方法につきましては、広報やホームページへの掲載を予定しています。
    また、検針時に投函する「ご使用水量等のお知らせ」にも記載するなど、市民のみなさまへの周知に努めてまいります。
  • 今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、枚方市では、市独自策も含めて多くの支援策を講じてこられました。
    しかしながらこの間、市民からは水道料金の減免が実施されないことで、まるで他市よりも支援が少ないような誤解を生じ、なぜ他でやっているのに枚方でできないのか、そうした声もたくさんいただきました。
    そういった中、今回の水道料金の基本料金減免を実施されることに対して、すべての給水契約者、申請等を必要としないこと、わかりやすくシンプルであることに対し、一定の評価をさせていただきます。
    しかしながらせっかく、多くの市民が求めていた支援を実施されるわけですから、市民にきっちりと伝えていただきたいと思います。
    そのためにも、市民への周知にあたっては、広報やホームページでの発信はもちろん、SNSも活用して広く周知していただけるよう要望しておきます。
    また、新型コロナウイルス感染症について、本市における感染者数は落ち着きを見せていますが、この間の緊急事態宣言下での社会経済への影響は甚大なものであり、また新しい生活様式への対応、第2波・第3波の到来への懸念など、今後も様々な場面で前例がない対応や、これまでと違った形での取り組みや施策が求められてきます。
    引き続き、その場面・場面に応じ、多くの市民がその効果を実感でき、また申請や複雑な手続きを要しない、シンプルな制度設計での施策実施を要望します。