留守家庭児童会室の運営について

平成29年6月定例月議会 開催日:2017.06.21

  • 留守家庭児童会室について昨日の池上議員の質疑において、平成26年度以降、留守家庭児童会室の需要が大幅に増加していることと、今年度の状況として約500人増加した内の半数は、5年生であるということがわかりました。枚方市が学年を拡充し、待機を出さずに受け入れを行った点については一定評価できます。では、実際に児童会室に通う児童はどの程度の割合で来られているのでしょうか。平均登室率の推移についてお聞かせください。
  • 留守家庭児童会室の平均登室率の推移についてお答えします。

    各年度5月までの2ヶ月間の平均登室率ですが、平成25年度79.5%、平成26年度78.7%、平成27年度79.9%、平成28年度78.3%、平成29年度79.6%と79%前後で推移しております。

    例年の傾向としましては、8月に登室率が60%程度に下がることから、年間の平均登室率となりますと平成25年度から平成28年度までは76%前後で推移しております。

  • 留守家庭児童会室について、平均登室率の傾向については一定理解しました。

    次に2回目の質問ですが、3月の予算特別委員会において、安全確保の観点から、職員体制は整っているのかという点についてお聞ききしました。

    職員体制については、基本、1班2人の職員で、内1人は保育士資格等の資格を有するか、高等学校卒業者等であり、かつ2年以上放課後健全育成事業等の経験を有し、都道府県知事が行う研修を終了した方を配置され、また運営状況や配慮を要する児童の状況によっても臨時職員を配置され運営を行っておられるとのことでした。職員の確保については、厳しい状況と聞いておりますが、現状についてお聞かせください。

  • 留守家庭児童会室の職員体制についてお答えします。

    今年に入って、1月、3月、5月、6月に募集を行いましたが、6月1日現在で放課後児童支援員17名、放課後准支援員4名の欠員が発生している状況です。

    次回は7月に募集を行う予定ですが、運営に支障を生じさせないため、民間求人紙の活用、ハローワークへの情報提供を行うとともに、関西外国語大学などにも働きかけて、毎月臨時職員の募集も行い、運営体制の整備に努めているところです。

  • 欠員が発生しているということです。また次年度、対象学年を6年生に拡充することから、さらに児童数の増加が見込まれます。児童会室の不足も考えられますが、今年度を含めた今後の対応についてお聞かせください。
  • 留守家庭児童会室の運営に必要な施設につきましては、平成26年12月に策定いたしました留守家庭児童会施設整備計画において、余裕教室の活用を最優先に検討を行うこととしております。今年度は、磯島と桜丘の児童会室整備を予定しておりますが、その他の学校につきましても、早期に協議し状況を把握した上で、必要に応じ余裕教室の確保を行うなどの対応を行ってまいります。
  • 昨年6月の一般質問・留守家庭児童会の項目中で、増え続けている入室児童の安全性の確保や人員体制が厳しい状況の中で、留守家庭児童会の安全を確保していくために、留守家庭児童会の中で地域の大人に参画いただくコミュニティ・スクールを先行して導入いただきたいということを要望させていただきました。コミュニティ・スクール導入について進捗状況をお伺いします。
  • 本年2月に、学校や地域の代表の方を含む「コミュニティ・スクール検討会」を設置し、本年度、枚方市のコミュニティ・スクールの在り方等について、協議・検討を重ね、年度末には、「枚方市コミュニティ・スクール設置方針」を策定する予定です。そして、来年度の中で、まず、いくつかの小学校を指定し、取組の実践・検証を行っていきたいと考えております。
  • 留守家庭児童会は申込数・入室児童も年々増えており、安全確保が課題となっています。しっかりと対応いただきますよう要望します。