生涯学習市民センターについて

2018年 決算特別委員会  開催日:2018.10.23

  • 決算概要説明書89ページの「1.人件費、(1)生涯学習推進審議会委員報酬」76,000円について、まず生涯学習推進審議会の担任事務、委員の構成、平成29年度の開催回数、審議内容についてお伺いします。

  • 生涯学習推進審議会は、生涯学習施策の総合的な推進に関する事項等を担任事務とし、学識経験者4名、市民団体又は関係団体を代表する者3名、公募の市民2名、施設運営に知識を有する者1名の10名で構成しています。

    平成29年度は、1月15日に1回開催し、「生涯学習推進基本指針の進捗状況等」についてご説明し、その内容についてご審議いただいています。

  • 審議会の担任事務が「生涯学習施策の総合的な推進に関する事項」ということで、「生涯学習推進基本指針の進捗状況について」審議されていますが、私はこうした計画の進捗管理が、どうしても行政サイド側から見た「一人よがり」な進捗管理・検証となりがちであると考えています。

    この間繰り返し申し上げてきていますが、利用者はもちろん、あまりセンターを利用されない市民を含めた満足度の把握が、計画の進捗管理に重要であると考えますが、取り組まれている生涯学習施策推進の検証の具体的な方法についてお伺いします。

  • 審議会からいただいた意見を踏まえ、新たに評価を行うのではなく事務事業実績測定など本市の既存の評価制度を活用するとともに、基本指針に掲げた施策の推進に関し、市民の意見を把握するため生涯学習市民センター等の利用者及び生涯学習事業参加者等に対するアンケートを実施することにより満足度等を把握しています。

  • 私は、先の予算委員会で、「あらゆる世代の人が身近に学ぶことができる機会をつくり、その成果を地域で生かし、市民同士等がつながりを育める環境づくりを進めていくことが求められる」と申し上げました。

    先日、御殿山生涯学習市民センターで美術展に行ってきましたが、そこで市民の方からセンターの利用者の多く、また美術展も出展も見学も高齢の方が殆どで、こうした部分で広がりを欠いているといったお声を頂戴しました。

    改めて生涯学習推進基本指針を拝見しますと、3つの柱のうち「学びを支える」「成果の活用を支える」は、個人の活動に直接反映する施策ですが、「つながりを支える」は、「一人ひとりを繋がらせる」「世代間を交流させる」、というコーディネーター的な役割があります。

    私は、この「つながりを支える」が、本市の生涯学習施策推進における最も大きな課題であると考えており、生涯学習施策推進に向け、今後も引き続き、しっかりと取り組むようお願いしておきます。