エフエムひらかたへの委託について

2018年 決算特別委員会  開催日:2018.10.23

  • 決算概要説明書71ページの「FMコミュニティ放送委託料」5285万6000円について、まず平成29年度に放送委託した番組の具体的な内容をお聞かせください。

  • 市が委託して制作した番組につきましては、市内のイベント情報をお知らせする「枚方一週間」や「楽しもう!ひらかたライフ」、自治会などの地域活動や話題を届ける「コミュニティひらかた」、生活習慣病予防や検診の大切さなど健康に役立つ情報をお知らせする「けんしんで安心」、学校給食メニューを紹介する「給食バンザイ」、子育てや福祉などがテーマの「Good Day Good Life」のほか、「枚方教育ステーション」「枚方きいて納得!」といった、さまざまな分野に関する市政情報をお知らせする番組を放送しました。

  • これまでも、聴取率をはじめとするリスナーの傾向を把握し、効果的な番組作りに役立てることが重要と申し上げてきました。

    5,000万円を超える委託料で作られている番組をどれだけの人が聴いているのか、把握されているのでしょうか。

    市として昨年度、何か取り組みはされたのか、お伺いします。

  • 市が委託している番組の聴取状況の把握はできておりませんが、広報課では昨年度、FMひらかたに関する携帯スマホアンケートを実施し、78人から回答がありました。

    その結果、FMひらかたの認知度については67人が「知っている」と答え、また、日常生活でラジオ放送を「聴く」と答えた56人中、FMひらかたを「聴いたことがある」と答えた人は45人でした。

    今年度につきましては、市民3000人を対象に、FMひらかたも含めた情報発信に関するアンケートを実施しており、今年度中に結果をまとめる予定です。

  • 78人は決して多い数字とはいえませんが、こうしたアンケートというのは、結果を次にどう生かしていくかが重要です。

    市はこの結果をどのように受け止め、どう生かしたのでしょうか。

  • 携帯スマホアンケートの結果につきましては、認知度については86パーセントという数字ではあるものの、周知に向けたさらなるPRが必要と認識しております。

    また、ラジオを聴く方法としてカーステレオと答えた人が最も多かったことから、FMひらかたでは市内の自動車販売会社へ赴き、販売車のカーラジオにFMひらかたの周波数をプリセットに加えてもらうよう働きかけを行っており、現在は複数の会社にご協力いただいている、とのことです。

    自由記述では、歴史に関することやスポーツ選手のインタビュー、企業や高校・大学・病院といった行政以外の情報、枚方つーしんで扱っているようなまちの身近な情報など、希望する番組内容についての意見も寄せられ、FMひらかたと共有いたしました。

  • いつも申し上げていることですが、ラジオは一つのコンテンツ産業だと思います。

    番組をただラジオで放送して終わらせるのではなく、その後アーカイブとして保存し、例えば、ホームページで聴けるようにするなど、さまざまな活用方法が考えられるはずです。

    そうすることで、大切な市政情報をより広く市民の耳に届けることができるのではないでしょうか。

    また、未来を担う子ども達がラジオに興味を持ってもらうことも大切です。

    そのきっかけ作りになるような番組作りなど、アイデアがもっともっとあるのではないか、と思います。

    そのためには、聴取率の把握はもちろん、どの番組が人気あるのか?リクエストがどれだけ届いているのか?などの調査・分析が必要です。

    ニーズを把握した上で、前例にとらわれない新たな手法にも積極的に取り組んでいただくことで、新たなリスナーを獲得し、委託料に依存しなくてもいい体質に転換できるよう、FMひらかたと市が連携して取り組まれることを要望いたします。