第2回枚方市病院事業運営審議会に出席

 今年はひらかた病院の運営審議委員会の委員となっています。そういうことで、9月10日(月)は第2回枚方市病院事業運営審議会に出席してきました。

今回の案件は
(1)市立ひらかた病院改革プランの取り組みにかかる現在の状況について
(2)大阪北部地震及び台風21号にかかる被害状況について
でした。

(1)市立ひらかた病院改革プランの取り組みにかかる現在の状況について

 市立ひらかた病院改革プランの取り組みについて報告がありました。内容を大まかに言いますと、29年度は指標がほぼ未達であり厳しい状況であったが、30年度は病床利用率はじめ多くの数値が改善してきており、おおむね昨年度を超えてきているという内容でした。

 この報告に関しては、委員全員から割と厳しめの意見が出ていたように思います。私としては、目標設定をどうやっていたのか、そもそも無理な組み方をしていたのではないか、また30年度の目標について29年度との比較はあるものの30年度目標に対してはどうなのか、30年8月の数字の伸びの要因について等々、質問しました。

 改革プラン自体はこれから見直しを図っていくという事ですが、そもそも当初の目標設定が、建設費等々から導き出された無理なものであったのではないかと思わされます。現実的な積み上げの数字を見ながら組んでいくべきだと思いますし、規模の縮小やそもそもの運営の在り方まで含めて考えていかないといけないと思います。

2)大阪北部地震及び台風21号にかかる被害状況について

 先の大阪北部地震や台風21号での対応や被害状況について報告がありました。

 大阪北部地震では、職員がほぼ出勤していたことから(全職員の65パーセント、職員としては体感で90パーセント以上)対応としてはしっかりできたようです。24時間の交代での勤務体制ということもあったと思います。免震構造であったことから、地震の揺れも問題なしだったようです。

 台風21号については、停電が一部であったが自家発電に自動切替したこと、停電時はマックスで3日(節電すれば1週間)対応でき軽油の補充で延長可能、などなど、災害時の対応体制が一定整備されていることが確認できました。

 今後、今回の対応について学びとし、「市立ひらかた病院災害対応マニュアル」を実態に即したものに改訂していくとのことでした。

終わりに

 今回、病院運営審議会では厳しい意見がいくつか出たように思います。市立ひらかた病院の経営状況が厳しくなっていく中で、まだまだできることもあると思います。追っていきたいと思います。

コメント

匿名: 岩本さん、ありがとうございます。
枚方市民として重要な情報に触れることができました。
新しくなった枚方市民病院ですので、こらからも安心して利用できる体制づくりを願います。

岩本: コメントありがとうございます。まとめると、新病院建設当初の目標に届いていない、どうしていくんだというところです。これからも安心して利用できる病院になっていくために、変わるべきところは変わっていくことが必要です。